「おなかすいた」の記事まとめ

子守唄に思いを馳せて【家そば放浪記】第60束:おなかすいた(Una Casita)で買った、五木食品『無塩づくり 山芋入り五木そば』税込394円(1人前98円)

「五木そば……」。店の中で、その蕎麦を手に取り、私はふと考えた。五木といえば演歌歌手「五木ひろし」さんではなく、私が真っ先に思い出したのは『五木の子守唄』。熊本県に伝わる子守唄であり、なぜ私が『五木の子守唄』を知ったのかは自分のことながら忘れているが、とにかく五木=熊本なのだ。

ちなみに先述の「五木ひろし」さんは福井県出身であり熊本県とは無関係。しかしながら、『風の子守唄』や『おふくろの子守唄』を歌っていたと五木ひろしHPのディスコグラフィに書いてあった。やはりチラつく「子守唄」。となると、こちらの「五木そば」と熊本の関係は? パケ裏を確認すると──

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審査基準は外と衝撃【家そば放浪記】第42束:おなかすいた(Una Casita)で買った、はくばく(霧しな)『そば湯まで美味しい蕎麦 白』税込463円(1人前154円)

前回に引き続いて突然だが、ここで当連載の審査基準についてお話したいと思う。まずは連載テーマである「家そば」か「外そば」かで判断。“どれだけ外のお店で食べる蕎麦に近いか” を基準にしてランク付けをしている。

それともうひとつ重要なのは、“衝撃度(インパクト)” だ。食べた瞬間「これまでの蕎麦とは違う感」が出ていた蕎麦に好評価を付けやすい傾向にある。

そんな衝撃度だけで言うなら、現在ランク1位の『特選そば 十割そば専用工場謹製』よりも、長きに渡り王座を死守していた『元祖乱れづくり 木曽路御岳そば』の方が大きいかもしれない。あれは衝撃の連続だった。前置きはこのへんにして──

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