
「食いだおれ」の街、大阪。食文化が豊かで美味しいものを食べ歩くことで、散財してしまうことを指す言葉だ。それはわかったけど、倒れるほど食う前に、店が多すぎてどこに行ったらいいのか、全然わからん。こういう時の口コミほど当てにならないものはない。
どこで何を食ったらいいんや~~ッ! という私(佐藤)のような大阪の食事情に疎い、観光客にオススメのスポットがあった。
阪神梅田本店の地下1階の「スナックパーク」に行けば、食べたいものはここだけでひと通り食えるし、結構安い。本場の人に言わせれば「そうじゃない」と言われそうではあるけど、私はずいぶん助かった。あちこち行かずに1カ所で完結できるのはイイね!
・1カ所に何でもある
「スポーツの日」の絡んだ、10月の3連休。私は郷里の島根の隣、鳥取県米子市で行われたイベントに出演するために帰省していた。まさかポールダンスの地方公演に加わって、半ば凱旋興行する日が来るとは、夢にも思っていなかった。それについてはまた改めてお伝えさせて頂こう。
翌日そのまま飛行機でトンボ返りしてもよかったんだけど、せっかく遠方まで来たのなら、寄り道したくなるのが人情。ってことで、大阪に立ち寄った。何か目的があったわけじゃないけど、少しでもグルメらしきものを味わいたかったのだ。
とはいえ、大阪の食事事情には疎い。どうしたものかと思っていたところ、阪神梅田本店に気の利いたフードコートがあることを知り、足を運んだ。それが地下1階の「スナックパーク」である。
ここは代表的な大阪グルメがひと通りそろっており、立ち食いゆえに値段もリーズナブル。スナックパークは1978年に誕生した人気の立ち食いスポットだった。2015年の阪神百貨店建て替えの際に一時閉店し、2018年に再オープンしたのだとか。
15の店舗はどれもフードコート式で、ちょっとした屋台村のような風情である。
たこ焼き・いか焼き・うどん・そば……。
お好み・海鮮・ラーメン・オムライスなど何でも揃っている。もちろん、1杯ひっかけることも可能だ。
ザっと見た感じ、ほとんどのメニューが1000円以下。確認した範囲でもっとも安かったのは「うまかラーメン」のしょうゆラーメンが1杯税込390円。しかも大盛り無料! 安ッ!
・工夫次第で1000円でも充実
店の間を何度も何度も行き来した末に、私の出した答えはこの3品だった。
「天ぷらの山」の海鮮かき揚げ天丼(税込600円)、「元祖ちょぼ焼き本舗」のたこ焼き6個(税込480円)、「魚がし日本一」の寿司ランチ華(税込900円)である。全部で1980円、ギリ2000円を切っている。この量でこの値段なら悪くないんじゃないの? 本当は1番並んでいた「阪神名物いか焼き」(1枚200円前後)を頼みたかったけど、列が絶えないから諦めた……。
それから390円のラーメンにするか600円の天丼にするかも悩みどころだったんだよなあ。結果、海老3本も乗った天丼に軍配が上がったというわけ。
まずはたこ焼き。今日日(きょうび)都内では、6個で500円以下なんてなかなかお目にかかれない。銀だこは嫌いじゃないけど、カチカチだしねえ……。そこへいくとこのたこ焼きはフワフワトロトロ。
削ったかつお節の風味もよく、ソース・マヨネーズ・青海苔に至るまで、すべての食材がちゃんと一体になって1つの味を作り上げているのがわかる。こういうの、もっと身近で食べたい。
続いてはお寿司。正直なところ、魚がし日本一は都内にもあるので、ここで食べるほどでもないとは思ったけど、海鮮丼は天丼と被るから頼めない。もう1品! ってことで、ランチをチョイス。
寿司8貫にあら汁までついてくるので、小腹を満たすのにちょうど良い量だ。少なくとも寿司を食う満足感を得るのには十分。
そして本日のメインディッシュは海鮮かき揚げ丼。海老3本にかき揚げまでつく上に、ご飯の量も多い。
600円ながら、天ぷらは揚げ立てを提供してくれる。衣のザクザクと弾ける食感が心地よい。
かき揚げも具だくさんかつ肉厚で、食い甲斐アリ。物価高でランチ1000円のラインを死守するのが難しくなってきているけど、ここでは1000円以内で食べられるだけでなく、工夫次第で美味しいバリエーションをいくつも編み出せるだろう。
こういうところが、大阪の良いところだよなあ。高いものは高いけど、安いものはしっかり安い。それが大阪の食文化の良いところではないだろうか? いずれにしても、私のように大阪で何を食うかを迷ったら、スナックパークはオススメ。大阪グルメの入門編にどうぞ。
・今回訪問した施設の情報
名称 スナックパーク
住所 大阪市北区梅田1丁目13番13号(阪神梅田本店地下1階)
時間 10:00~22:00
定休日 不定休(施設に準ずる)
佐藤英典
















































