
ウェンディーズ・ファーストキッチンに、とんでもないハンバーガーが登場している。その名も『MEGAウェンディーズ』。
公式サイトによれば、看板商品「ウェンディーズバーガーUSA」のトリプルに、ビーフパティ4枚とスライスチーズ4枚を追加したものだという。つまりパティは7枚。告知画像には「驚愕! 2614Kcal」の文字が躍っている。
実は私(耕平)、これまで数々の特大アメリカンバーガーに挑んできた身である。そんな私でも、今回ばかりはあまりにも手強そうで、挑むべきかずっと迷っていた。
ただ、これはテレビ放映を記念して販売された商品らしい。こんな大物と、次にいつ勝負できるかわからない。満を持して、私は店舗へと向かった──。
・人生最高額のバーガー
やって来たのは、JR飯田橋駅のすぐそばにある商業施設「飯田橋ラムラ」。ここに入っているのが『ウェンディーズ・ファーストキッチン 飯田橋ラムラ店』だ。
注文はセルフレジ方式。画面を探すと……いた。「新商品」のタグをつけたMEGAウェンディーズが、タワーのようなシルエットで並んでいる。
価格を見て、思わず二度見した。なんと、バーガー単品で3670円!
チェーン店でこんな高額なハンバーガーは、人生で初めてかもしれない。一瞬だけ財布の中身が頭をよぎったが、ここまで来て引き返す選択肢はない。ドリンクセットにして、合計3910円だ。
ちなみに、テレビ番組によるとMEGAウェンディーズはおおよそ高さ14cmで総重量900gあるらしい。
ここで私の過去の戦績を振り返っておきたい。2023年に食べたバーガーキングの『クラウン ザ・ワンパウンダー』はパティ4枚。2024年の『ビッグバーベキュー ザ・ワンパウンダー』は総重量489gだった。
つまり今回の相手は、パティの枚数で約1.75倍。重さで言えば、ほぼ倍である。これまで戦ってきた相手とは、明らかに階級が違う。
注文から5分ほどで番号が呼ばれた。この大きさなら相当待たされると覚悟していたのだが、思ったより早く完成したというのが率直な感想だ。
・まるで鉄球
トレーを受け取って席に着き、改めて「2614Kcal超えのギルティバーガー」と対面した。
なんじゃこりゃ〜!! 鉄球かよ。
包み紙に包まれた状態で、すでに丸い塊である。よく見ると、包み紙には「CHICKEN」や「SPECIAL」の文字が印刷されている。どうやら1枚では包みきれず、何枚もの包み紙で巻いてあるらしい。
手に持ってみると、ずっしりと重い。これで筋トレができそうだ。
そして包み紙を開くと……モンスターが正体を現した!
肉、肉、肉、肉、肉、肉、肉!!!
まさに肉の城壁。7枚のパティが、一番上のバンズを押し上げるようにして積み上がっている。
てっぺんのバンズをつまみ上げてみると、オニオン、ケチャップ、レタスがちゃんと乗っていた。構成そのものは、あくまで普通のハンバーガーなのである。ただ、その下に続く肉の層が普通ではない。
パティの間には、チェダーチーズがたっぷり。指で少しめくってみると、熱で溶けたチーズがとろりと糸を引いた。
それにしても、こんなにバンズに存在感がないハンバーガーは初めてだ。上下のバンズが、7枚のパティに完全に主役を奪われている。
そして特筆すべきは、バーガーを包んでいた紙である。広げてみると、このバカでかさ。
真ん中にちょこんと収まっているように見えるが、あのバーガーは高さ14cmあるのだ。この規格外の包み紙こそが、モンスターの恐ろしさを何よりも物語っている。
・どこを食べても肉
いよいよ対戦だ。包み紙ごとしっかり握り、口に運ぶと……
バーガーがデカすぎて、肉の部分しか食べられない。いや、正確に言おう。私は確実に、肉だけにかぶりついている。
どれだけ食べても、口の中にあるのは肉とチーズだけ。たまにバンズやオニオンが申し訳程度に顔を出すくらいで、もはやハンバーガーというより、チーズを挟んだ肉のかたまりを食べている感覚だ。
半分ほど食べたところで、切り取った断面を確認してみる。
……まだまだ残っている。ここで味変ゾーンに突入だ。レジ横にあったハバネロソースを借りてきた。
これをパティの断面に垂らしてみる。果たして、どんな風に味が変わるのか……。
おっ、これはこれで美味いかもしれない。ピリッとした辛さと酸味が、肉とチーズで重たくなってきた口の中を引き締めてくれる。ひたすら続いていた肉の行進に、ようやくリズムが生まれた。
後半になると、ハバネロとケチャップがしみ込んだバンズがくたっとしてきた。とはいえ、主役が肉であることに変わりはない。気がつけば、あれほど高かった塔も、手のひらに収まるサイズまで縮んでいる。
さらに食べ進めて、ようやく終わりが見えてきた。
そして、最後の一口。
完食!!!
写真のタイムスタンプを見返すと、トレーの写真を撮ってから包み紙を丸めるまで、約18分。撮影で何度も手を止めていたとはいえ、なんとか勝負には勝てたようだ。それにしても、1食でこれだけ肉を味わったのは初めてかもしれない。
──というわけで、食レポは以上だ。
MEGAウェンディーズは、ハンバーガーというより「肉を食べる体験」そのものだった。ただし公式サイトには、いつまで販売されるのかが明記されていない。テレビ放映を記念して登場した商品なので、いつまでも食べられるとは限らないだろう。
我こそはと思う方は、ぜひ今のうちにチャレンジしてみてほしいが、3670円と約900gを受け止める覚悟だけは忘れずに。私もこれまで数々の特大バーガーを食べてきたが、パティ7枚は間違いなく別格だった。しばらくは、肉を見るだけで満腹になりそうである。
参考リンク:ウェンディーズ・ファーストキッチン
執筆:耕平
Photo:RocketNews24.
▼肉汁とチーズとの戦いに備えて、紙ナプキンは多めに確保しておこう
耕平




















































