2023年9月7日から、ウェンディーズも月見系バーガーの販売を開始した。「月見C.B.P.バーガー(970円)」と「月見C.B.P.チキンフィレバーガー(870円)」、そして「Jr.月見C.B.P.バーガー(700円)」の3種らしい。

Jr版は小さいサイズなので、実質2種。去年はB.B.Pだったが、今年はC.B.Pとのこと。チーズベーコンポテトの略らしい。あー、これはいつものウェンディーズですね。早くもうっすらと星条旗のにおいがします。

・アメリカン月見

ポップでは「帰ってきた、アメリカン月見!」と煽っているが、アメリカに月見文化は無い。つまりアメリカン月見は純和製


当サイトでも報じている毎月の満月の呼称はネイティブアメリカンによるものだが、あれは、いとおかし的ムーヴを第一の目的としたものではない。ジャパニーズが勝手に いとおかしってるだけだ。

とりあえず2つゲット。


どっちがどっちかわからなかったので、最初に開けて出てきた方からレビューしていく。



・カロリー

バンズはこんな感じ。つるんとしている。気づいたのだが、月見系バーガーのバンズは、多くの会社がつるんとしたものを採用している。玉子にはこういうタイプのパンが合うみたいな研究結果があるのだろうか?


横から見るとこう。最初に開封したのは、チキンの方でした。


バンズを剥がすと、さっそく玉子の登場。


ハードめに加熱されたタイプ。


その下にはチーズにまみれたベーコンが続く。パチもの臭いペラいベーコンではなく、しっかりしたベーコンが程よくカリっと焼かれている。ウェンディーズのベーコンはUSA基準で信用できる


ベーコンを剥がすと、そこにはハッシュドポテトが2つ。この狭いところに、無理やりにでも2個ハッシュドポテトを入れる姿勢。カロリーへのあくなき探求心を感じる。


そしてフライドチキン。


完全に生き急いでいるアメリカ人の好きそうな朝食である。これに、コークの2リットルボトルと、デザートのバケツ入りアイス(アメリカでは$6.79くらいでバケツ入り1ガロンアイスが売られがち)をセットにしたらパーフェクトだろう。

ノーマル版は、このフライドチキンが四角いパティになっている。



・肉肉しい

食べると、玉子の存在感は驚くほど空気! ひたすらに肉肉しい。そしてハッシュドポテトとチキンからあふれ出る油。チーズもしっかりとカロリーに寄与している。

こいつ、最初から月見する気とか1インチもねぇな。頭にあるのはとにかく肉と油と炭水化物を摂取すること。

こいつをコークで流し込みながら、見るのは月ではなく今日のベースボールの試合。そういうライフスタイルしか感じない。

ということでウェンディーズの月見は、今年もやっぱり月見の皮を被った星条旗でした

参考リンク:ウェンディーズ
執筆:江川資具
Photo:RocketNews24.
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