名古屋・大須で、とんでもなく気になる本屋を見つけた。

その名も、「謎解き生活 WAKASA&CO. BOOKS」。

驚いたのは、本屋そのものより運営会社。なんと、「ブルーベリーアイ」でおなじみの「わかさ生活」なのである。

ブルーベリーアイの会社が、なぜミステリー専門店を?

これは自分の目で確かめるしかない。ということで現場へ急いだ。

・外観からして怪しすぎる

大須観音から商店街を歩いていくと、ほどなくして発見。

目的地として探していなくても、この外観なら気にならない人はいないだろう。

いかにも何かありそうな雰囲気で、商店街の中でもかなり存在感がある。

扉を開けると、まず目に入るのは書店を再現したジオラマ。

映像演出で猫の足跡が動き回っていて、これを眺めているだけでも楽しい。


・本屋なのにテーマパークみたい

店内には順路が用意されており、その通りに歩くだけで自然と世界観に引き込まれていく。

新刊から古書まで、国内外のミステリー作品がずらり。

大人向けの小説だけでなく、児童書や漫画まで並んでいて、「これも読んでみたい」「あれも気になる」の連続だ。

特に印象的だったのは、スタッフ手書きのPOP。本の内容を知りたくなる絶妙な紹介文ばかりで、思わず足が止まる。「読んだら体調不良になりました」っておそろしい……。

さらに、本棚自体が本の形になっていたり、小物や装飾まで凝っていたりと、細かな演出も面白い。

気付いたら、本屋にいることを忘れてしまいそうになる。



・無料とは思えない演出

2階へ続く階段も見どころのひとつ。

壁一面に映し出される映像が次々と切り替わり、まるでミステリーの世界に迷い込んだかのような空間。

これは、無駄に階段の昇降をしたくなってしまう……。

2階には、何が入っているかわからないブラインドブックや、フォトスポットなども充実。

「やめて やめて やめて」と書かれた不穏なポップは、かなり怖いけど、なんか気になる……。

さらに足だけ飛び出したこの空間、まさにホラー……いや、ミステリーである。


・気軽な気持ちで始めたら、全然終わらなかった

そして、この店の特徴の1つが店内周遊型の謎解きが用意されていることだ。

「キンダンの青(1200円)」と「ユウワクの赤(1700円)」の2種類があり、今回は1200円のコースに挑戦した。

ネタバレになるので詳しくは書けないが、スマホと店内に散りばめられたヒントを使って、順番に謎を解いていくスタイル。これが思った以上に難しい。

「30分くらいで終わるかな」と思っていたが、全然甘かった。謎解きに慣れていないと、じっくり考えながら進めることになるので、1時間でも足りないくらい。時間とスマホの充電に余裕を持って挑戦することをおすすめしたい。

なお、この謎解きは1人1キット必要。グループで1つを共有することはできないので、その点だけ注意してほしい。ちなみに店内では、リアル脱出ゲームも開催されており、空きがあれば当日参加も可能とのことだ。


・一番の謎

店内には、ミステリー本に混ざって、わかさ生活の商品やブルブルくんグッズが置かれている。

この光景が、なんともシュールだが、ウルウルお目目がかわいらしい。

ちょっと寄ってみようくらいの気持ちで入店したのに、気付けば1時間以上滞在。本好き、謎解き好きならもちろん楽しめるが、世界観を眺めるだけでも十分面白い空間だった。

そして最後まで解けなかった最大の謎は、「なぜ、わかさ生活がミステリー専門店を作ったのか」。

この謎だけはまだ未解決。もう一度、真相を確かめに訪れたいと思う。

・今回訪れた店舗の詳細

店名 謎解き生活 WAKASA&CO. BOOKS
住所 愛知県名古屋市中区大須2丁目18-8AJ大須ビル
時間 10:00~19:00

参考リンク:謎解き生活 WAKASA&CO. BOOKS
執筆:夏野ふとん
Photo:RocketNews24.

▼謎の答え(なぜ、わかさ生活が書店なのか)は、体の健康だけでなく、心の健康にも貢献したいからだそうだ

▼子どもたちは、帰るとき「なんか夢に出てきそう」と言っていた。気持ちわかる……

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