2026年5月下旬、松屋が注目の店舗限定メニューの発売を開始した。それは油淋鶏! 油の淋の鶏と書いてユーリンチー!! から揚げに特製のタレをかけた中華料理の人気メニューである!

油淋鶏に目を付けるとは、さすが松屋。センスの良さを感じずにいられないが、1つだけ疑問が。というか、松屋は油淋鶏の土台になるから揚げ、つまり「揚げ物」は守備範囲なのだろうか?

・最終関門

これまで何度か説明してきたが、松屋の店舗限定メニューは「テスト販売」の意味合いが強い。後に全国販売となるメニューも少なくなく、いわば新メニューの “最後の関門” とも言えるだろう。

店舗限定メニューは定期的に複数の商品を展開しているが、2026年5月現在、最も「おおっ!?」と目を引くのが『油淋鶏定食』である。販売店についてはこちらのページを確認して欲しい。

・相性ヨロシ

さて、油淋鶏はにんにく・生姜・ねぎ等々、ガツンと来る味わいが最大の特徴。また松屋も “インパクトありき” のメニューが多いため、両者の相性は間違いなくいいハズだ。

一方で、油淋鶏はタレだけではなく、から揚げのザクザク感が美味しい料理でもある。揚げ物を主力としていない松屋が、どのように油淋鶏を再現しているのだろうか?

というわけで、対象の販売店で『油淋鶏定食』をオーダー。価格は980円で、ご飯の量を大盛りにしても同一価格であった。

・いざ実食

で、目の前に現れた『油淋鶏定食』は、圧倒的な “薬味感” が特徴的で、早くもウマそうな予感がビシビシと漂っている。味の強いメニューが多い松屋だけに、期待は高まるばかりだ。

さっそく食べてみると、わかっちゃいたがインパクトが強い! すんごい刺激的な味付け!! にんにく・生姜・ネギの三大薬味が集結しているだけに、パンチ力は最上級と申し上げていいだろう。

また、酢の酸味でただ派手な味ではなく、締まりのある味になっている点もポイントが高い。このタレだけで白メシを何杯でもイケそうな、ご飯泥棒な味付けであった。

一方、鶏肉は「うーーーーーん」というのが正直なところ。鶏肉はから揚げではなく「こんがり焼いたソテー」といった感じで、残念ながら油淋鶏の持つザクザク感までは達していなかった。

通常のソテーと比較すると「なんとか食感を出そう」「なんとかカリっとさせよう」という心意気は伝わってきたが、これが鉄板焼きの限界なのだろう。「から揚げと変わらない」とは言いづらい食感である。

・提案

つまり松屋の『油淋鶏定食』は「タレはかなりウマいが鶏肉がやや物足りない」といった感じ。総合的には美味しくいただけるが、油淋鶏が好きな人ほど食感に物足りなく感じるかもしれない。

とはいえ、タレはかなり美味しいので、ここは1つ揚げ物メインの「松のや」で展開してはいかがだろうか? ザクッとチキンとあのタレなら、松のやの看板メニューになり得るポテンシャルを秘めているのではないだろうか?

参考リンク:松屋
執筆:P.K.サンジュン
Photo:Rocketnews24.