どの街にも、定番の人気店というのは存在する。しかし私(佐藤)は、意外とそういう定番のお店に行っていなかったりする。というのも、お店にたどり着いたときには時すでに遅しというパターンが多いからだ。せっかく行っても売り切れで閉店なんてことも珍しくない。しかしそんな店こそ行ってみたいと強く思っている。
・おにやんまに行ってきた!
かねてから噂に聞いていた、東京・五反田の立ち食いうどんのお店「おにやんま」。いつか行きたいと思いながら、前を素通りしたこと数知れず。しかし最近、そのお店にやっと行ってきたぞ! 聞きしに勝るうどんの美味しさにかなり驚いた!!
・お父さんに優しい街
お店はJR五反田駅から徒歩1~2分。以前の記事で紹介した立ち食い寿司の「都々井」同様に、駅にめちゃめちゃ近い。お昼時や仕事帰りにフラリと立ち寄れる好立地だ。こういうお店が駅近くにある五反田を、本当にうらやましく思う。サラリーマン・OLの味方! フトコロの寂しいお父さんに優しい街である。
・いつも行列
さて、このお店では常時行列が絶えない。特に昼時は列が長くなる。しかし回転が早いので、めちゃくちゃ待つということはないようだ。私も昼を少し過ぎたあたりに店に着き、しばらく待ったらすぐに入ることができた。
・食券を先に買おう
しかし最初に店のオーダーの仕組みを理解していなかったので、再度並びなおす羽目に。というのも、列に並ぶ前に食券を買っておかなければならない。食券を買う → 列に並ぶ、がお店のルールだ。並んでいるだけになってしまったので、食券を買って列に並ぶ。席が空くとお店の人から、「右からどうぞ」とか「左からどうぞ」とか言われる。これは左右の扉があるためである。なんで左右の扉?
・省スペースの工夫
中に入ってみて、そのナゾが理解できた。実は厨房がお店の中央にあり、それを取り囲むようにしてカウンターが設けられているのだ。客は左右どちらの扉からも出入りできる。限られたスペースを活かすための工夫だろう。ちなみに厨房の真上にはハッチがあり、そこを開くとハシゴが出てくるようになっている。省スペースの知恵が詰まった店舗だ。
・人の食ってるものがウマそうに見える
さて今回私が注文したのは、冷とり天ちくわ天おろし並(490円)。何にするかめちゃくちゃ悩んだ! こういう美味しそうなお店に来ると、一発で決められたことがない。散々悩んだ挙句に、お店のおすすめとかにしてしまう。おすすめはおすすめで良いのだが、そんなときに限って、人が食べているものがウマそうに見えてしまうから困る。常連客にならうってことが、こういうお店では必要だ。
・立ち食いながら本格派
ほかの人のものが美味しそうに見えたものの、このメニューもかなり美味しかった。特に天ぷらの衣の歯ざわりが大変良く、ちくわ天のウマさは格別である。そしてコシの強いうどんの歯ごたえ! のど越しが堪らない。五反田に会社があれば毎日コレを食えるのかと思うと、やっぱりうらやましくて仕方がない。今回は勢いでメニューを決めてしまったが、もし次回来るならあらかじめ予習をしたい。そう思うお店であった。
・今回紹介した店舗の情報
店名 おにやんま
住所 東京都品川区西五反田1-6-3
営業時間 月~土曜日 7:00~4:00、日・祝日7:00~24:00
定休日 なし
Report:佐藤英典
Photo:Rocketnews24
▼JR五反田駅間近の立ち食いうどんの店「おにやんま」
▼中央の厨房の真上にはハッチがあって、そこのハシゴが隠されている。省スペースの工夫だ
▼メニューはどれも安い。目移りして何を食べて良いのか迷ってしまう
▼冷とり天ちくわ天おろし並
▼うどんもさることながら、ちくわ天のウマさにかなり驚いた