「お〜い、はとりさーん! お湯が沸いたよ〜〜〜! キモチイイよ〜〜〜♪」


通称ロケット荘こと「100万円の古民家」の2階で黙々と作業してたら、外から嬉しそうな声がした。


ダッシュで下に降りていくと、アホな上司でもある相棒Yoshioが恍惚の表情で「収納ボックス」に足を突っ込んでいた。

そして背後には、煙をモクモクと上げまくる焚き火が……! よく見るとホースで繋がっている。何してんのよアナタ!?


Yoshio「足湯よ、あしゆッ!」


・なぜお湯が……!?

──詳しく話を聞いてみると、「本当は露天風呂を作るはずだったが、結果的に足湯になってしまった」そうだが、とにかくホッカホカのお湯がホースから出まくっている。

え? どういうこと? 詳しくYoshioに解説してもらおうじゃないか。


Yoshio「まず、収納ボックスとフレキのスチール管を用意します。どちらもホムセンで売ってます


Yoshio「続いて、2本のホースと、お風呂の残り湯を洗濯に再利用するときに使ったりする『バスポンプ』を用意します。バスポンプには、ポータブル電源をつなぎます


Yoshio「あとは、フレキのスチール管を連結して、グルグル巻いて、両サイドにホースを繋いで、焚き火でスチール管を加熱すれば……


Yoshio「焚き火部分で温められた水がグルグルと循環し、いつしか温水になるというわけであります!

すげえええええ! 天才かっ!!


ちなみにこの方法、ネットを検索したら無印良品のサイトをはじめ、動画なども山ほどヒットするらしいので気になる人は検索してみてくれ。



さっそく私もPUMAの安全靴を脱ぎ捨て、足を入れてみたところ……


あったけえ……!!!!!!


何がすごいって、ほんとに……


温水なのよコレ!


あまりにも気持ち良いので……

思わず顔も洗ってしまったが、冷静に考えたら「Yoshioと私の足のダシが出まくった温水」だったわコレ……。

まあ、気持ちよかったのでヨシとします!



ちなみに「本当は露天風呂にしたかった」とのYoshio談だけども、なぜ失敗したのかと言うと、“スチール管の連結部分から水が漏れまくったから” らしい。

漏れまくる → 収納ボックス内の水がどんどん減る → 水を足す → 温度が下がる……の自転車操業状態になったため「風呂」は断念。今回は「足湯」にしておいたとのこと。

自他共に認める風呂(温泉)好きのYoshioは、その後も足湯を楽しみながら「次こそは必ず露天風呂を成功させる……」との野望に心を燃やしていた。



聞くところによると、すでに「連結しなくても大丈夫な、長いスチール管」をAmazonでゲットしているとのこと。

おそらく近日中に「カンタン手作り簡易ボイラー」による「収納ボックス露天風呂」は完成すると思われる。

そうなった時の湯の成分は「Yoshioの全身のダシ」になるだろうが、気にせず顔面を洗いたい。楽しみだ〜!


【つづく】


▼100万円の古民家


参考リンク:無印良品「風呂をつくろう」
執筆:GO羽鳥
Photo:RocketNews24
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