2023年12月5日から、はま寿司で始まった「はま寿司のふぐと冬の旬祭り」。その名の通り、フグが最大の目玉のフェアだ。

しかし、詳しくフェア対象メニューをチェックしようとしたところ、期間限定メニューにとんでもない伏兵が隠れていることが発覚! 今フェアで最注目は間違いなくこれだろ……!!

・期間限定

最近の はま寿司は、バナーに掲載されていないフェア対象メニューの一覧が、フェアのお知らせに記載されなくなってしまった。公式HPのフェアの画像をクリックしても、メニュー一覧の「期間限定」に飛ぶのみ。

そして経験上「期間限定」メニューの中身は、フェアとは関係ない季節ものや、同時進行の別のキャンペーンに関連する商品も含まれている。

そのため、この商品がはたしてフェアに関連しているものなのか、それともたまたまフェアと同時期に出てきた期間限定メニューなのかはわからない。

しかし何にせよ、こいつの伏兵としてのぶっちぎり具合は揺るがない。それが

まぐろの顎肉の唐揚げ



・顎肉

マジか……! フグがどうとか言ってる場合じゃねぇぞ!! けっこうな希少部位が出てきたものだ。

まぐろの顎肉は、文字通りにマグロの下顎の肉。人間の顎肉も1人から少ししかとれないように、マグロの顎肉もマグロ1匹からちょっとしかとれない

元になるマグロのサイズにもよるだろうが、1匹からせいぜい1人分とか2人分ではなかろうか。メニューにも数量限定で完売の可能性があると注が添えられている。

なお、希少だからと言って、ユニバーサルに美味いとされるような部位ではない。一般的に食べられる背中や腹と比べて脂が多く、一般的に味もにおいも強い。確実に好みが分かれる部位でもある点は留意すべきだろう。

私はそんなに嫌いではないので、さっそく食べてみることに。注文パネルでは、「サイド」枠の2ページ目にあった。


これが実物。ちゃんと顎らしく三角形のが出てきたぞ。そこそこなサイズだが、ほとんどが顎の骨だ。可食部はそんなに多くないはず。そういう部位なのだ


箸で割るとこのとおり。見よこの魚とは思えない脂の量と、肉の色を。ビジュアルはまるでケンタのチキン。


実際に味も陸の動物の肉みたいで、しかしそれとなく魚特有の青臭さがあるため、魚だと分かる感じ。青臭い系の魚が嫌いな方は、たぶん好みに合わないだろう。他の部位とは全く別物だ。

なかなかに面白いものが出てきたものだ。個人的には、醤油よりも塩で食べるのが好み。備え付けの藻塩とレモンで、骨から身を削ぎ落しつつ食べる感じ。



ちなみにフェアの目玉なフグは、1貫に2枚乗っているというプチ豪華仕様ながら、1皿2貫で165円という庶民向け価格。


安定したウマさとなっていた。その他のメニューも下で簡易にレビューしておくぞ!

参考リンク:はま寿司
執筆:江川資具
Photo:RocketNews24.

▼その他のフェアに関連があると思しき限定寿司も一通り試している。


▼国産真ふぐの天ぷら握り 165円。フグは生の方が良いと思う。揚げても美味いが、個性が薄れる気がする。


▼あぶらがれい 110円。フグに次ぐメイン枠。炙りVerがウマい。


▼黒みる貝 110円。


▼漬け真いか耳 165。生姜がウマい。今回の当たり枠の1つ。


▼オクラの揚げ浸し握り 110円。地味にウマい。


▼炙りとろサーモン柚子おろし盛り 165円。


▼四国・九州産大切り活〆平政 319円。安定してウマい。


▼あんきもかにみそ軍艦 165円。クセつよこってり風味。