ご存知だろうか? 大阪王将がオンラインでクリスマスセットを販売していることを。クリスマスセットだけに2023年12月25日10時までの販売で、価格は4980円(送料無料)

中身が事前に公開されているタイプの商品なので、ギャンブル要素はない。だが、私はこのクリスマスセットからとんでもないギャンブル要素を感じてしまったのだ。どういうことかというと……

中身を見てもらった方が早いので、まずはそちらから紹介しよう。大阪王将『クリスマスセット』の中身はこんな感じだ。


・若鶏のから揚げ400g x 1袋
・直火炒めチャーハン230g × 4袋
・羽根つき餃子12個 x 2袋
・羽根つきチーズ餃子12個 x 2袋
・ぷるもち水餃子(14~16個入) x 1袋
・チキン南蛮200g ✕ 1袋


・クリスマスとは?

私は中身を事前に把握した状態で購入しているが、それでも実際に開封してみるとこう思わざるを得なかった。「どこがクリスマスやねん」と。


たしかに、「若鶏のから揚げ」や「チキン南蛮」といった “クリスマスっぽいもの” は入っている。だがしかし!



この餃子に……



この炒飯である。


割合的には餃子や炒飯の方が多いくらいで、クリスマス成分は薄めと言わざるを得ない。

というか、毎年のように大阪王将の福袋を買っている身としては、「ほぼいつもの福袋じゃん」というのが率直な感想である。

それを「クリスマスセット」として販売するなんて “言ったもん勝ち” 感がすごい。ひとことで言うと、無茶。「商機に乗ろうとする姿勢エグいな」と思われる可能性を考えれば、大阪王将にはリスクだってあるのではないだろうか。



だがよくよく考えれば、これはなにも大阪王将だけの話ではない。たとえば、KFCのチキンをクリスマスに食べる日本の習慣も「なんで?」である。


今ではすっかり “クリスマス=ケンタ” の流れが定着しているものの、最初は「言ったもん勝ちだな」みたいなツッコミを受けながら始まったのではないだろうか?

そう考えると大阪王将がゴリゴリの中華をクリスマスセットとして販売するのは不思議ではなく、むしろビジネス的には合理的な判断……なのかもしれない。


1つ言えるのは、入っていた商品はどれも普通に美味かったということ。


したがって、大阪王将のクリスマスセットを購入した人は余計なことを考えずに味わうのがいいだろう。もう1度言う、余計なことは考えるな!

参考リンク:大阪王将 公式通販「クリスマスセット
執筆:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.

▼なお、個別に買うと通常価格は7410円とのこと。それが4980円だから、大体2 / 3くらいの価格で買えた計算