本日11月22日は「いい夫婦の日」だ。みなさん、末長くお幸せに〜♪
ロケットニュース24編集部の面々も半数以上が既婚者なのだが、よくよく考えてみれば、彼らがどんな人と一緒に暮らしているのか私(羽鳥)は知らない。
知りたい、顔を!! でも「写真を見せて〜」とは直球すぎて言えないので、各自に似顔絵を描いてもらうことにした。私、漫画家でもあるし。
ついでに、「その似顔絵をパートナーにも見せた時のリアクションも簡単にレポせよ」との編集長命令も下してみた。その結果は……
・佐藤英典
まずトップバッターは数日前に50歳になったばかりの佐藤パイセン。どんな似顔絵を描いてきたのかなと思いきや──!
なっ!
カラーかつ、情景まで……!
似顔絵指令してからたったの数時間で、ここまで物語性の高い「絵画」を描いてくるとは素晴らしすぎる。
遠くの方に見える山々と、赤い夕陽も風情があって実に良い。漫画家視点で点数を付けるなら100点満点の「良い絵」である。
そんな力作を描いた佐藤の説明ならびに、奥様の反応は以下の通り。
佐藤「タイトルは『いつか2人で』。妻は中免(自動2輪免許)を持っているんだけど、長らくバイクに乗っていない。いつか俺も免許を取って、2人でバイクを買って、一緒にツーリングできたらいいなと思いつつ、彼女がバイクにまたがる姿を描いてみました」
妻の反応:「い、いいんじゃない……。もっと上手く描けるでしょ」
・御花畑マリコ
お次は紅一点の御花畑。今年に結婚したみたいなので新婚ホヤホヤみたいですよ〜。マリコさん、絵も上手なので似顔絵も期待……!
はい、うまい〜!
ハートも散りばめられているし、キラキラしてるし、とどめとばかりに「LOVE」とか書いてあるし。なんという眩(まぶ)しさ。
というか、だんなさま、シュッとした感じの人なのかしら? けっこうなイケメンであると見た。幸せそうな様子が伝わってくる似顔絵だ。
御花畑「新婚の我が家。夫はまさに私の王子様。夫はスッキリした顔立ちなので、なるべくシンプルに。似顔絵より実物のほうがイケメンなので、夫のかっこよさが上手く表現できなくて残念。私が太りすぎたせいで夫が最近私に冷たいのでこの似顔絵で愛の再燃を図った」
夫の反応:「ホクロの位置が正確でよかった。実物よりも優しそうだね」←優しくなってほしいという私(御花畑)の願望が反映されたか……。
・あひるねこ
どんどん行こう。次は、あひちゃん。誰もが認める文章の上手さを持っている彼だけど、似顔絵の方は……
少女まんが家かよ!
なんだよこの「りぼん」とか「ちゃお」とか、そのあたりの “少女まんがテイスト” はよぉ! しかもメチャメチャ上手いじゃねえか……!
さてはあひるねこ、目指したな。「りぼんまんがスクール」に投稿したことあるなオマエ。思わぬ画力に、少し嫉妬した漫画家の私なのであった。
あひる「妻は化粧なしでも目がすごく大きいため、必然的に少女漫画っぽい仕上がりとなった。口元のほくろの位置も完璧だ。ボールペンで一発描きした割には上手くいったのではないか」
妻の反応:「おい目ぇデカすぎやろ! りぼんのキャラちゃうぞ!」と粗品みたいな野次を飛ばしてきた。
・和才雄一郎
なにげにみんな画力が高い。プロの漫画家である私の予想以上に “描けている” 感じだったが、副編集長である和才が描いた似顔絵は……
非常にヤバイ。
この絵をきっかけに夫婦喧嘩の火種になってしまいそうな不穏な雰囲気が漂っている。大丈夫だったのかな、和才夫婦……。
和才「絵に自信がなかったので、妻の写真を見ながら描いた。何度も写真を確認し、忠実に模写をした……つもりなのだが、表現したいことの0.1%も表現できなかった。率直に言えば、化物が誕生した。
このイラストを妻に見せるべきなのか? 夫婦関係を考えれば見せずに捨てた方いいのでは? と思わなくもなかったが、企画なので仕方なく見せたところ、これ以上言いようがないコメントをくれた。
逆に言うと、妻のツッコミがあったから活きる絵になったとも言える。シャープで的確なコメントに感謝」
妻の反応:「誰これ?」
・Yoshio
続いては「アホな上司」ことYoshioさん。話を聞けば、なんと11月22日は彼らが結婚式を挙げた日なのだという。
ところが、「プロポーズはしていない」と。なんとなくだが、そういう人、多そうだな……と思ったことはさておき、彼が描いた似顔絵は──
プロポーズですねぇ!
動画とかで見たことあるコレ。片膝ついて、指輪のケースをパカッって開いて「お願いします」ってやるやつだ。
つまりこの絵はプロポーズがわり。イラストの中の奥様も「まぁ!」と驚いている様子だが、実際のやりとりは以下のような感じだったらしい。
奥様「なんで急に? これ私なの? これ自分なの? ……ちょっとマジ怒るよ……。寝起きでササっと描いたこの1枚のイラストでプロポーズをしようとしてんの? まあ、いい夫婦の日の当日、違うモノ期待してるわ」
──なんかすみません。描いてと言ったのは私(羽鳥)です。ほんとすみません。22日の本日、夫婦円満であることを願っています。
・砂子間正貫
ここまで見てわかるのは、どうも「絵が下手だと妻が怒る傾向にある」ということ。当然といえば当然ではある。
プロの漫画家歴24年目の私も過去に数多くの失敗をおかしてきたので、特に女性は美しく描くようにしているのだが、砂子間が描いた奥様の似顔絵は……
絶対に怒るやつ。
ところが!
妻の反応:「めっちゃ可愛いやん」。
ちなみに砂子間による解説は、
砂子間「ビヨンセが好きなので、かなり頑張って “ビヨンセ感” を出してみました。全然似てませんが、いつまでも “Crazy In Love” ということでよろしいでしょうか」とのこと。
・田代大一郎
最後は「愛評論家(あいひょうろんか)」ことディズニーマニア・田代の大ちゃん。
奥様がドイツ人であることは過去の記事でも言及していたが、やはり似顔絵も海外っぽい雰囲気になるのかな……と思いきや!
大丈夫なのかこれ!
いろんな意味で大丈夫なのかこれは。というか、なんで似顔絵がコレなんだ。お〜い、大ちゃん、いったいこれはどういうことなんだ!?
田代「僕の目には、妻はいつもこう写っています! 妻は優しくて可愛くて、本当にミニーちゃんみたいです♪ 僕もミッキーみたいに、妻にずっと笑顔を届けられる存在でいたいです」
妻の反応「うわ~、上手! 大ちゃんの目には、私はこう写ってるのね! 嬉しい♪ 私の目にも大ちゃんは、ミッキーに写ってるよ(ハート)」
_人人人人人人人人人人_
> ごちそうさまでした! <
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