ペットと暮らすと直面する抜け毛問題。インテリア雑誌のようなおしゃれな家でも、どんなに掃除に気を配っていても、床に散る抜け毛からは何人たりとも逃れられない。

「写真に撮れる家」にするためには涙ぐましい努力があり、抜け毛に消費されるコロコロローラー市場はおそらく国家予算規模、恐怖の “コロコロ破産” が起きている家もあるに違いない。ウチとか。

そんなご家庭の救世主「ぱくぱくローラー」! 羽鳥編集長も愛用のロングセラー商品であり、SNSでもときおり話題になるが、ここで改めて紹介したい。


・「ぱくぱくローラー」(参考価格:税込1848円)

日本シール社のカーペットクリーナー「ぱくぱくローラー」。髪の毛やホコリにも対応するのでペット専用品ではないが、もはやペットグッズ……なんならキャットグッズと呼んでもいいくらい、猫飼いにはありがたい働きをしてくれる。

形状はコロコロローラーによく似ている。ただしスペアテープは必要ない。


裏面には衣類のエチケットブラシのようなブラシがついている。ブラシごとローラーが半回転し、ゴミを内部のダストボックスに集める仕組み。シンプルだけれど、非常に合理的だ。

過去バージョンに比べて改良されているのがこのスイッチ!


押すだけで、カバーがカパッと開いて内部のゴミを捨てられる。


とはいえ、いくらサステナブルで扱いが簡単でも、肝心のゴミを集める性能が乏しければ意味をなさない。

対応するのはカーペット、ラグ、ソファなど布素材の面。フローリングのようなツルツルした素材や、着用中の服のような凸凹した対象物には使えない。少し硬めで、ある程度の面積のあるフラットな面に適応。

そう、ペットの寝床、人と共通のソファ、ペットクッションなど、光の速さでシートがなくなっていくコロコロローラーの墓場にこそ最適!

普通のコロコロと異なるのは、前、後、前、後と往復させながら使うこと。

一度ではきれいにならないが、何度か往復させているうちに一面についた猫の毛を収集!


そして中には気持ちいいほど……いや、飼い主でない人から見れば、ちょっと気持ち悪いほどの毛がごっそり詰まっている! アレルギーなどがある人には危険物質だ。

ダストボックスにたまった毛は、ティッシュなどでかき集めて簡単に捨てられる。


掃除したばかりで、そんなにないかな? と思われる猫の寝床も……


何度か往復させると


うわぁぁぁ……というくらい取れる。


ペットが過ごす場所の掃除は、掃除機&コロコロのコンボが基本だと思うが、猫の抜け毛は誇張ではなく本当にキリがない。

丹念にブラッシングをしても翌日にはまた同量が抜け、それでいてモフモフ具合は一向に変わらず。「毛を生やす」ということに多額の研究費用と英智をそそぐ人類をあざ笑うかのようである。

もっとも掃除に効果的なのは粘着テープだが、一周しただけで毛が貼りついて粘着力が失われ、何度も何度もシートをはがして捨てることになる。金銭的にも資源保護の面でも無駄に感じていた。

しかし消耗品の買い換えも電池もいらず、人力だけで半永久的に抜け毛を集められる「ぱくぱくローラー」は、まさに神アイテムである!


・姉妹品も多数展開

日本シール社では姉妹品の「ぱくぱくローラーふとん掃除」や、従来品では取れなかった菓子クズなどを取れる「ぱくぱくローラーW」、インフルエンサーならぬニャンフルエンサー・響介氏とのコラボレーション商品「ぱくぱくローラーRikku(リュック)」などを発売。

今回ご紹介した商品の最新バージョンでは本体を「水で丸洗い」できるようになるなど改良を重ねている。

ちなみに同社は「エチケットブラシ」の生みの親で、名称も登録商標なんだって。へ~~~!

古くからあるロングセラー商品のため、既知の人も多いかとは思われるが、本当に便利なのでペットがいるならぜひ!


参考リンク:日本シール株式会社PR TIMES
執筆:冨樫さや
Photo:RocketNews24.