人が太る理由は様々だが、よく言われるのは食事。その中でも大敵とされているのは間食だ。人によってはストレス解消の手段として、あるいは小腹が減って、ついつい食べちゃうことも多いのではないだろうか?
私(耕平)の場合は、間食と言えば「ポテトチップス」。個人的には40年以上食べ続け、今は特に晩酌のお供として欠かせないものとなっている。ゆえに一袋空けてしまった後の罪悪感がすごい。
そんな悩みを抱えていたところ、近所のスーパーで『カロリーを気にせず食べられるポテトチップス』なるものが販売されているのをたまたま発見した。「本当かよ?」と思いつつ、物は試しと購入。本当にポテトチップスでカロリーを気にしないでもバクバク食べられるのか? 嘘偽り無い検証結果をご覧いただこう!
・比較対象は?
この『カロリーを気にせず食べられるポテトチップス』は「テラフーズ」という会社が製造している。あまりコンビニなどでは見かけないが、結構前から販売されていたらしい。私もたまたま近所のスーパーで買い物をしていたところ、偶然発見した。
ポテトチップスと言えば、ダイエット中に食べちゃいけないスナック菓子のイメージが強い。しかし、カロリーや脂質を気にせずバクバク食べられるのであれば、それほど嬉しいことはない。と思い、さっそく購入した。
販売されていたのは、「うす塩味」と「コンソメ味」。近所のスーパーでは税込で192円だった。で、問題は何と比較するか? だ。ここは当然、カルビーや湖池屋のスタンダードなポテトチップスだろう。と思ったが、『カロリーを気にせず食べられるポテトチップス』の内容量は31gだ。
対してスタンダードなポテトチップスは、通常サイズで1袋60g前後がほとんど。
量が倍くらい違うので、計算すれば比較できないわけじゃないが分かりにくい。ということで、ここは1袋28gが5袋入っている、カルビーの「GO5PACK(ゴーゴーパック)」を購入。
・成分表示を比較
それでは、本当にカロリーを気にしなくていいような成分なのか比較していこう。まずは「うす塩味」から見ていく。『カロリーを気にせず食べられるポテトチップス』の方のカロリーは138kcal。脂質は4.2gで炭水化物が23.2gと表示されている。
対して、カルビーの方のカロリーは157kcal。脂質は10.1gで炭水化物が15.1gと表示されている。
カルビーの方が内容量が3g少ないにもかかわらず、カロリーは19kcal、脂質は5.9gの差がある。ただし炭水化物は逆に『カロリーを気にせず食べられるポテトチップス』の方の8.1gも多いということがわかった。
次に「コンソメ味」を比較していく。『カロリーを気にせず食べられるポテトチップス』の栄養成分表示を見ると、カロリー139kcal、脂質4.2g、炭水化物23.4gと「うす塩味」と、ほぼ変わらない。
そしてカルビーの方は、カロリー155kcal、脂質9.8g、炭水化物15.3gと、こちらも「うす塩味」と変わらず。
栄養成分表示の数字だけで見ると、仮にカルビーの方が『カロリーを気にせず食べられるポテトチップス』と同じ内容量である31gあったとしたら、約30kcalくらいの差だ。これを「カロリーを気にせず〜」と言えるかどうかは、その人の捉え方次第だと思う。
脂質が半分以下なのは嬉しいが、炭水化物は『カロリーを気にせず食べられるポテトチップス』の方が多いという比較結果だった。
・いざ実食
成分の違いがわかったところで、『カロリーを気にせず食べられるポテトチップス』の実食に移る。
まずは「うす塩味」から。
なるほど。
ハッキリ言って、食感はポテチではない気がした。ノンフライということもあり、何となく硬さを残しつつもフワフワした感じだ。しかし塩は良い塩梅(あんばい)に効いていて、スナック菓子としては全然有りだと思う。
次に「コンソメ味」を口に運んでみる。
おっ? これは……
食感は「うす塩味」と変わらないものの、コンソメパウダーが美味い! ぶっちゃけ、スタンダードなポテチのコンソメ味よりも、こちらの方が個人的には好みだ。
ポテトチップスには、塩やパウダーのかかり方に1枚1枚ムラがあるのが1つの醍醐味だったりするが、特にコンソメパウダーが多めにかかっているポテチは、至極の味わいを感じる。
カルビーのポテチと比較すると、見た目は全く違うスナック菓子だが、美味しさが劣ることはない。
コンソメだと、その差はもっと顕著に出ている感じだ。
──そんなわけで、もしあなたが間食好きだけどなるべく太りたくない……と考えているようであれば、1度手に取ってみてはいかがだろうか?
ちなみに今回紹介した以外にも、「ゆずこしょう味」など全部で6種類あるらしい。特に「コンソメ味」はぜひ食べてみてほしい!
参考リンク:株式会社テラフーズ
執筆:耕平
Photo:RocketNews24.