サイゼリヤのアルコール飲料といえば、やはり1番最初に思い浮かぶのは「ワイン」だろう。グラスワインが100円。デカンタでも250mlで200円、500mlで400円。そして1500mlのマグナムは驚愕の1100円!
以前、当編集部でも【ガチ対決】という企画で最高な1000円の使い方を行なったが、5人中2人が赤ワインをラインナップに入れていた。これだけのコスパだと、もはやファミレスの域を超えた「大衆ワインバル」と化していると言っても過言ではないと思う。
そんなサイゼリヤの7月グランドメニュー改訂で、とあるアルコール飲料が復活して話題になった。それがアルコール分40%の食後酒『グラッパ』。
私(耕平)自身、この『グラッパ』の存在を知らなかったのだが、初めて飲んだところ ”最恐” と呼ぶにふさわしいほどの破壊力だった。ということで、一体どんなアルコール飲料なのかをお伝えしよう。
・知名度は低い?
この『グラッパ』、以前紹介した食後のデザートワインの『ラコンブリッコラ』同様、サイゼリヤのメニューの中ではあまり知名度が無いように思える。
その理由は『ラコンブリッコラ』の時と同様、アルコールのメニューに掲載されていないことによるものだと推測される。
それではどこにあるかというと、食後酒ということで、最終ページにあるデザートメニューの右下に細々と掲載されている。要するに『ラコンブリッコラ』と入れ替わった形だ。
・最恐の称号
では、さっそく注文してみよう。値段はなんと税込で300円! アルコール分40%のお酒をこの値段で飲める店が、果たして日本中にどれだけあるのだろうか? それを大手ファミレスチェーンがサクッと提供している。すごい時代になったものだ……。
そして『グラッパ』が、キンキンに冷えたグラスで運ばれてきた。
『グラッパ』はブドウの「搾りかす」で作る蒸留酒らしい。香りはワインのような芳醇なブドウのものではなく、ドライな感じで鋭く鼻を刺激するような感じだ。この時点で、恐ろしさの片鱗が見え隠れしている。
ということで、さっそく一口。
うわーーーーっっっ!!!
これはヤバい。本当にこれファミレスで出していいのか? 内容量は30mlと少ないが、限りなくテキーラのショット飲みに近い。これをストレートで飲み干したら、よっぽどお酒が強い人じゃない限り、その日はおそらく寝る以外に何もできないだろう。それくらいの最恐度合いだ。
その後、ネットで調べたところ、ドリンクバーにあるトニックウォーター割りや、エスプレッソに混ぜて飲むと飲みやすいみたいなことが書いてあった。しかし、これらを試すことはしない。あくまでストレートで飲み干すことに意義がある……という謎のプライドが芽生えた。
・ストレートで飲み干した結果…
ただ、このまま単品で飲み進めることは厳しい。というわけで、ここは『グラッパ』に合うであろう「トリフアイスクリーム(350円)」を合わせて注文する。
その後は『グラッパ』をチビチビ飲みつつ……
「トリフアイスクリーム」を交互に食べていく。
最後にグビっと一気に飲み干す。
で、たった1杯で、もう顔は真っ赤っ赤だ。
その後の私は、もうフラフラ。すぐにお会計を済ませてお店を出た。
──というわけで、この『グラッパ』は食後酒とはいえ、マジで危険だということを身をもって感じた。なので、よほどの酒豪じゃ無い限りはストレートで飲むことは止めた方がいい。もし注文するなら、ネットで出ているようなドリンクバーで提供されている飲料と割って飲むことをオススメするぞ!
参考リンク:サイゼリヤ
執筆:耕平
Photo:RocketNews24.