みなさんは自宅に何かしらの防災グッズを用意してるだろうか? 私(あひるねこ)がまさにそうなのだが、非災害時に災害グッズを買い揃えるのってなかなか難しい。満腹時にスーパーで明日用の食料品を買うような、いかんともしがたい気の進まなさがある。

でも当然、災害が起きてからでは遅いので、頑張って今から準備しておかなければ。というワケで今回ご紹介するのは、先日開催された「Amazon Prime Day(プライムデー)」にて購入したアイリスオーヤマの防災リュックセットだ。

・Amazonで買った防災リュック

私が購入したのはアイリスオーヤマの『防災リュックセット 33点 グレー』という商品。2023年7月28日時点でアマゾンの販売価格は税込4527円だが、先日のプライムセールにて税込4028円で買うことができた。


全グッズが入った状態で……

重さは約1.9kg。


リュックは約3kgまで収納できるという。食料品は入っていないので、非常食などを追加で入れておくといいかもしれない。ちなみに……


リュックは反射板付きだ。



さあ、それでは中身の確認をしていこう……と言いたいところだが、正直に告白すると、私はこのリュックをしばらく物置部屋に放置してしまっていた。冒頭の話にも繋がるが、防災グッズの類って、買ったらそれで満足してしまいがちだ。

特にこういった防災リュックには必要な物資が一通り入っているワケで、いざという時はこのまま背負って出ればいいのでは? と軽く考えていた。ところが……! この直後、私はそれが大きな間違いだったと気付くことになる。


リュックを開け……


中身を確認。


LEDの懐中電灯ランタンが入っていたので手に取ってみたところ……そこで事件が起きた。


マ、マジかよ……


電池入ってねぇ……!!


・嘘やろ

そう、この懐中電灯は単3電池が2本必要なのに、肝心の電池は別売りだったのである。いや危ねェェェェェエエエエエ! 無印良品の防災セットには電池が入っていたため、完全に油断していた。このまま外に持ち出してたら詰んでたぞ。



事前の開封の重要性を再確認したところで、他のグッズも順番に見ていこう。まずは衛生用品から携帯トイレ3個。尿を固めて可燃ごみとして処理できる。使用期限は約3年後と書いてあるが、そもそも期限があることを知らなかった。


続いて歯ブラシ3本。


ティッシュ。


マスク3枚。


綿棒20本。


そして使い捨て下着。

特に記載はないが、これは……形状的に女性用だろうか? いや、緊急時ならば男性の私とて着用も やぶさかでないが、かなり透ける素材なので多少の勇気はいる。セクシーコマンドーが過ぎるというか。使わずに済むに越したことはないが……。



では続いて食事系だ。小さく折りたためるウォータータンク5L。


ラップとアルミホイル。


プラカップ5個。


使い捨てプレート3枚、割り箸3膳、スプーン・フォーク。皿が洗えない状況でもラップやアルミホイルがあるので安心。


ここからは寝具・防寒系である。クッション素材で座った時に保湿効果があるアルミシート。


アルミブランケット。


エア枕。


他にもフリーサイズのレインポンチョと……


ラバー手袋が入っている。

無印のセットには軍手が入っていたが、軽作業にはこちらの方が適しているだろう。防寒グッズとしても使えそうだ。



EVAサンダルは26cm。中肉中背の私にはちょうどいいサイズだったが、体の大きな男性だと少々キツイかもしれない。あらかじめ履いておくことをオススメする。


被災時の傷あてにも使用可能なタオル。


様々な用途に使えるポリ袋3枚。


圧縮袋。


2WAYドライバー。


カッターナイフ。


6種類管理できるお薬ケース。


布テープ。


筆記用具セット。


防水スマホ袋。ネックストラップ付き。


ポーチ(小物入れ)。


そして最後は、これだけやたら立派な作りのルーペ。言わずもがな小さい文字を見るためのツールだが、説明書には「光を集めて火おこしにも活躍」って書いてあるぞ。マジかよ、やったことねぇ……!



以上、全33点をババッと紹介してみた。アマゾンのページによると本商品は、東日本大震災を宮城で経験した防災士が監修したそうな。私には被災経験がないが、たしかに避難に必要なものが分かりやすくまとまっているという印象を受けた。

ただし! 何度も言うように、買っただけで満足してはダメだ。懐中電灯の電池の件は、事前にチェックしないとたぶん気付かないと思われる。防災グッズは置いておくことが目的ではなく、災害時に使うことが目的であると忘れないようにしようぜ!

というワケで今回はここまで。備えあれば患いなし。防災王に、俺はなる!!

参考リンク:Amazon「アイリスオーヤマ 防災セット」
執筆:未来の防災王・あひるねこ
Photo:RocketNews24.