本日11月11日は「電池の日」。「11」という数字を漢字で書くと「十一」となり、プラスマイナスとなることから制定されたそう。

電池の中だと「乾電池」が我々の生活に一番身近なものだろう。リモコンや時計など普段使う小型機器にはもちろんのこと、災害みたいなもしもの時にも欠かせない存在である。みなさんはちゃんと家に乾電池を常備してますか……?


・ハシートップイン「バッテリーストッカー(税込3300円)」

もしもの時に備えてまとめてストックすべきだということは分かってるのに、ついつい切らしがちな乾電池。

ここ数ヶ月各地で災害が相次いだこともあり、さすがに備えないとまずいと思って乾電池ストッカーなるものを購入してみることに。

防災用品というと見た目は二の次で機能性重視のものが多いが、この乾電池ストッカーはインテリアにも馴染むスタイリッシュなデザイン。 色はホワイトとベージュの2種類あり、今回はロゴが緑のベージュをチョイスした。


・ただ乾電池をストックするだけじゃない! 他にも便利な機能が

オシャレな見た目だが、もちろん性能も申し分無し。全体を4つに分解でき、それぞれ機能が違うので1つずつ見ていこう。


1段目:「LEDライト&バッテリーチェッカー」

1段目にはLEDライトとバッテリーチェッカーの2つの機能がセットになっている。後ろについているスイッチで切り替える仕組みだ。

電池の残量って見た目からじゃ分からないから、残量チェッカーが付いているのは何気に便利。

使い古した電池と新品の電池を一緒に使うと液漏れにつながることもあるため、残量をチェックして新旧分けるというのは大切なことなのだろう。やばい、いつも適当に使っちゃってたよ……。

また、単3電池をセットしてスイッチを切り替えればLEDライトとして使うことも出来る。

めちゃくちゃ明るいわけでは無いが、ただの懐中電灯よりオシャレに部屋に溶け込ませることが出来る。すぐ手に取れるところにあるってことが大事なんだろうな。


2段目:「乾電池式モバイル充電器」

これは嬉しい! 電気が通ってなくてもモバイル機器を充電できる手段があるのはありがたい。携帯で撮影するためハンディ扇風機を使ったが、携帯も問題なく充電できたぞ。

単3電池を4本使うが、用途に応じたケーブルを用意すれば携帯をはじめとするいろいろなものを充電することが可能。電池が切れても次の電池はその下の段にストックされてるから安心だ。


3、4段目:「乾電池ストッカー」

3段目は単4が21本、4段目は単3が12本と、合わせて33本の電池が収納できる。

もう少したくさんストックできたら良かったのにとも思ったが、色々機能を詰め込みながらもコンパクトに置いておけるサイズなのだと思えば妥当な本数なのだろう。

パナソニックによると、災害時における1人あたりの備蓄目安(3日分)は単3電池17本。このストッカーさえあれば安心……というわけではないが、手の取りやすい位置に約3日分の備蓄を置いておけるというのは心強い。


・「電池の日」を機に家の備えを見直そう

「使いたいけど使う日が来ないで欲しい」と思うのは、素敵な防災用品に出会うと発生するジレンマだ。そう考えるとこの乾電池ストッカーは防災用品ながらも日常使いできるデザインだからとても優秀である。

こんな商品もあるよと紹介させてもらったが、引き出しの中だろうとリュックの中だろうと、乾電池がちゃんと常備されてあればそれで良いのだ。そして、この記事が少しでも防災について考えるきっかけになってくれたら幸いである。

ちなみに、乾電池たくさんストックしてあるよ! という方も油断は禁物。乾電池には使用期限があり、未使用でも時間とともに放電してしまう。定期的な点検と入れ替えは忘れずにね!

参考リンク:ハシートップイン公式オンラインショップパナソニック一般社団法人電池工業会
執筆:まろ
Photo:RocketNews24.