本来、この記事は「和牛ガチャで超レアな肉をゲットして大歓喜」的なタイトルになる予定だった。というのも、私は今の今まで “超レアな肉をゲットした” と信じていたからだ。

しかし、写真を見直しているとき「あ!」となった。もしかしたら、私は勘違いしていたかもしれない。だとしたら、あのとき食べた肉は一体何なのか? 正直いまも分からない点は多いのだが、起こったことについて話そう。

・1回3000円の宮崎牛ガチャ

和牛ガチャとは、その名の通り和牛に関連する何かが出てくるガチャ。そのときフィーチャーされていたのは宮崎牛だったので、商品はどれも宮崎牛だった。


例えば、1等の “極上” は宮崎牛サーロインステーキ(約200g)、その下の “絶品” ランクは宮崎牛ミスジステーキ(約160g)、さらにその下の “贅沢” は宮崎牛特選お楽しみ部位(カルビ約200g or 上カルビ約150g)といった具合。


そして忘れてはいけないのが、上のラインナップ表にはないシークレット商品も用意されていること。個人的に気になるのはそのシークレット商品、そしてサーロインステーキだが、当然ながら何が出てくるかは運次第だ。


なお、料金は1回3000円で、選べる選択肢は1〜11までの10通り(※なぜか9番がなかった)。番号によって商品が決まるのだから、ここは慎重に選びたいところ。


では、何番がいいのか。こればっかりはなんとも言えないが、以前「ご当地グルメガチャ自販機(九州編)」に挑戦したときは、“人があまり選ばない番号こそ狙い目” という仮説を立て、縁起の悪い4番ともっとも下にある11番を選び惨敗を喫した。

その際の教訓から、今回は逆に “人がよく選びがちな番号” にしよう……ということで、7番に決めた


みんな大好きラッキー7。この番号で1等や2等が当たる確率が高いなら、メーカー側にもメリットが多い気がする。というのも……


7を選ぶ人は多そうだから、結果的に1等や2等をゲットする人も多い → 味をしめた人はグルメガチャをめっちゃやる → 運営側ボロ儲け


……と、メーカーが計算している可能性、あると思います! そう読んで、7番の1点買いで勝負。恐る恐る “かう” のボタンをプッシュした。

で、出てきた商品を家で確認したら……


え?



「和牛 焼肉用(宮崎牛)」だと?


思い出してほしい。ラインナップ表を。そこには、「和牛 焼肉用(宮崎牛)」なんてものは記載されてないのだ。


これはつまり……


シークレット商品ゲットぉぉぉぉぉおおおお!



興奮した私はすぐに商品を開封。すると……


サシの入り方が美しすぎるぅぅぅぅううう!


焼いて食べようものなら……



美味すぎるぅぅぅぅぅうううう!



さすがシークレットぉぉおおおおお!!!!


──と、大歓喜した。同時に、「これだけ美味いのだから記事で紹介せねば」という気持ちになった。タイトルはすでに決まっている。「宮崎牛の超レア肉が美味すぎる」だ。



そして後日。実際に記事を執筆すべく、写真を整理しているとき……気づいてしまったのだ。あのときゲットした肉が200gだということに。


そういえば……“贅沢” の「宮崎牛特選お楽しみ部位」もカルビなら約200g


うん?


ということは……


私がシークレットだと思ったものは……


シークレットじゃなかった説


実は「宮崎牛特選お楽しみ部位」のカルビだった説


つまるところ……


「焼肉用(宮崎牛)」ってのは……


ただカルビをザックリ表記しているだけだった説


……


……


まぁ、余計なことを考えるのは止めよう。どちらにせよ激ウマ商品に巡り会えたのは事実なので、結果オーライとしたい。ほんと、マジのマジで美味かったのだから。

参考リンク:ごとぐる「宮崎牛グルメガチャ
執筆:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.
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