ジャンボ〜! 今回もリクエストボックスに届いた質問にお答えしていこうと思うんだけど、すごい質問が英語で届いたよ! せっかくなので、そのまま載せるね!


「I always enjoy reading and learning about the local lifestyle in your report! I would like to know how people in your country learn English to reach the level where they can use it for their job. In Japan, many people study English in school usually for about 6-9 years, but still they are not confidence enough to communicate. What do you think is the key to be a good speaker of English from your own experience? Thank you!」


ふむふむ、なるほど!……って、どんな質問が来たのかわからない人のためにGoogle翻訳にぶち込んだ日本語も載せておこう。意味合いは以下の通り!

私はいつもあなたのレポートで地元のライフスタイルについて楽しく読んで学んでいます。あなたの国の人々が仕事で使えるレベルに達するためにどのように英語を学んでいるか知りたいです。

日本では、多くの人が学校で通常6〜9年間英語を勉強しますが、それでもコミュニケーションに十分な自信がありません。あなた自身の経験から、英語を上手に話すための鍵は何だと思いますか? ありがとう!


こちらこそありがとう! あともうひとつ、教育に関しての質問「チャオスさんご夫婦は子育てする上で気を付けていることや教育方針などありますか?」ってのも届いているので、ふたつあわせて答えちゃおう!


・徹底した英語教育

まず、大前提として、ケニアには2つの公用語がある。スワヒリ語と、そして英語だ。

で、ここからがポイントなのだけれど、学校でスワヒリ語を話すのは「スワヒリ語」の時間だけ。のこり全ての学科は、英語を用いて進められている。

学校といっても、高校や大学の話ではない。小学校から英語……いや、それどころかプレ小学校(幼稚園)の時から英語が基本なのである。

さらに言えば、ケニアにおいて、もっとも言葉をすんなり覚えるであろう小学校低学年で子どもたちがスワヒリ語を話すのは違法となる。

つまり、しっかりと学校に通えているケニアの子供たちは、幼稚園から大学まで、ずーっと英語で話すことになる。6〜9年間どころの話ではないんだ。

とはいえ、学校を離れたら彼らはスワヒリ語を話し始める。家での会話も当然スワヒリ語。つまり「学校=英語」で「学校以外=スワヒリ語」なんだ。

なので、最初の質問「英語を上手に話すための鍵は何だと思いますか?」の答えは「とにかく長い時間、英語に触れること」かとオレは思う。



・チャオスが考える子育ての極意

そして、「子育てする上で気を付けていることや教育方針」についてだが、もしもあなたが親として、子供たちに上手な英語を話し、優れた頭脳を身につけてもらいたいと思うなら、できる限り子供たちに話しかけたり、新しい言葉を説明したりするなど、子供たちの近くにいる必要があると思う。

子供と一緒に遊んだり、子供たちと交流し、子供たちに新しいモノに触れさせ、そして子供たちに良い食事を与え、また、子どもたちが良い英語を学べるよう、そして良い教育が受けられるよう、必ず最高の学校に連れて行ってあげて欲しい。


オレは、子供たちの親として、それを実現させるために働いているよ。子供は未来。教育も未来。自分の未来のためにも、常に学ぶ姿勢で生きていこう。てな感じで、クワヘリ〜!


執筆:チャオス(カンバ族)
超訳:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.

リクエストボックスに質問などを送ってもらえるとチャオス喜びます。よろしくお願いします!