12月に入り、急激に寒くなってきた日本列島。そんなとき、誰よりも近くで我々の体を暖かくしてくれるのが『ヒートテック』である。ヒートテックと同じ時代に生まれて良かった……そうお思いの方も少なくないハズだ。

ところでみなさんは1枚のヒートテックを、どのくらいの期間お使いだろうか? 私、P.K.サンジュンが「そろそろヨレヨレのヒートテックも替え時かな~?」なんて考えていたところ、自称 “ユニクロのプロ” が待ったをかけてきたのである。

・明確な寿命は無いらしい

以前、当サイトでは「ヒートテックに寿命はあるのか?」という記事を公開した。当時の店員さんによれば「最終的には自分自身の判断で決めるしかない」という回答であったが、伸びきったヒートテックを使い続けるのも流石に気が引けて来た。

……が、自称 “ユニクロのプロ” 当サイトのYoshioによれば「むしろヒートテックが本領発揮するのは3~4年経ってから」だと言うではないか。味噌じゃあるまいし、この男は何を考えているのだろう?


Yoshio「わかるよ、わかる。気持ちはわかる。確かに銭湯とかでヨレヨレのヒートテックになるのはちょっぴり恥ずかしいよね。でもさ、ヒートテックの本来の目的を忘れちゃってない? ヒートテックは寒さを防いでナンボでしょうよ?」


・3~4年経った方が寒さが防げる?

確かにYoshioの言うことには一理ある。ヨレヨレだろうと何だろうと、ヒートテックは寒さを防いでいれば「仕事をしている」と評価されるのだ。……が、ヨレヨレのヒートテックは “防寒機能” が弱まっている気もするのだが……?


Yoshio「鋭いところを突いてきたね。厳密に言えば、ヒートテックの生地は月日が経つと劣化している可能性が否めない。ホント、なかなかいい視点だよ。ただ仮にそうだとしても、ヒートテックが本気を出すまでには最低3年かかると思って欲しい」


なぜこの男はこんなに自信満々なのか? というか、さっきから繰り返している「ヒートテックが本領発揮するのは3~4年経ってから」とは何のことなのか? 答えを求めると、Yoshioは「じゃあ俺のヒートテックを見せよう」と言いながら、上着を脱ぎ始めた……



……って、思ったよりなげぇぇっぇえええええ!


ちょっとしたワンピースやないか!!


Yoshio「そう! こいつは4年物なんだけど、単純にお尻まで隠れるから最高なんだよね!! パジャマに入れてもお尻までしっかりカバーしてくれるし、寝ている間もお腹や背中が出ることはまず無い! ヒートテックの守備範囲が俄然広くなるには少なくとも3年は必要なんだ!!」


・守備範囲が広くなる説

なんと単純な理論……と言いたいところだが、伸びきったヒートテックを愛用している私としても理解できる部分がある。初年度のルーキーだと寝ている間にお腹が出ていたりするものの、3年目以降のベテランは朝まできっちり仕事をしてくれているのだ。


Yoshio「わかるっしょ? 実はコレ、近所のユニクロの店員さんに同じことを言ったら “自分がこういうことを言うのはアレなんですけど、実は私も同じ理由でなかなか変えられないんです”って言ってたんだよ! もはやヒートテッカーの常識!! 柳井さんも同じこと言うっしょ!」


それはわからないが、単純に「守備範囲が広くなるから」という理由で「ヒートテックが本領発揮するのは3~4年経ってから」という理論は成り立っている気がする。言わば「俺色に染まったヒートテック」──。全国9000万人のヒートテッカー諸君、いかがだろうか?

参考リンク:ユニクロ公式サイト
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.