ジャンボ! 皆も気づいていると思うけど、実はケニアには「ポテト屋さん」が多い。もしかしたら他国よりも多いかもしれない。しかし、たった一つの問題点は、うまいポテト屋に巡り合うのが難しいということだ。

今回見つけたポテト屋さん『TINE’s FRIES』もそのひとつ。主となるメニューは「ポテト」な正真正銘のポテト屋さんなのだけれど、肝心のポテトが美味くないのだ。だが、オレにはその理由がはっきりとわかる。

『TINE’s FRIES』に入店するや否や、店員さんたちは皆フレンドリーで「ウエルカム感」がものすごい。中国語で言うなら「熱烈歓迎!」ってな感じで、早くもハッピーな気持ちにさせてもらえた。


注文したのは100kes(約100円)のポテトと、50kes(約50円)のフレッシュフルーツジュース。しめて150kes(約150円)の “おやつ” であるが、ある意味では価格以上の価値があったとオレは思う。というのも……


フレッシュフルーツジュースが美味すぎる……!!


今回オレが頼んだのは、パイナップルとスイカとバナナをMIXさせたフレッシュフルーツジュースなのだけれど、これが神的に美味い。今すぐ『TINE’s flesh juice』と店名を変えた方が良いのでは? ってくらい美味い。


あまりの美味さに、「美味いよシェフ!」と話しかけてみると、いろんなことを教えてくれた。なんでもこの店、「持ち込み果物」もOKだそうで、お好みの果物でフレッシュジュースにしてくれるそうな。(価格は応談)


その一方……


残念ながらポテトは激マズ。


特徴としては、ポテトが短く、かつ細い。それを超ロングな串でツンツンしながら食べるというのも食べにくくてNGだし、なにより味がほとんどしない。オレはすぐさま理由がわかったが、いちおう聞いてみると……


「店を開けるでしょ。そしたら、一番最初に来た人がイモをカットして水に浸けておくの。こうしておくと柔らかくなるから、すぐにポテトが揚がるでしょ。ちなみに、ポテトを揚げ置きしておくこともあるわ」


やはり。味がしないのは「水への浸し」が原因だろう。一体どうして、みんなポテトを水に浸けてしまうのか(←早く揚げたいから?)。水に浸けてしまうから、ポテトの「イモの味」も逃げてしまうと思うのだが……。


幸い、お腹を壊すことはなかったけど、ポテト屋なのだから美味いポテトを出してほしい。いずれにしても、この店は今すぐ『TINE’s flesh juice』とリニューアルオープンすべきであろう。それほどフレッシュフルーツジュースは激ウマだ。クワヘリ!


執筆:チャオス(カンバ族)
超訳:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.

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