ジャンボ! 今回から始まった新連載「超有名レストランに行ってポテトだけ頼んでみた」。やろうと思って始めたのではなく、結果的にそうなってしまっただけなのだけれど、とにかくポテトだけを頼んでみたよ。

記念すべき第1回目は、ナイロビの中心部にある超有名なレストラン『キリマンジャロ ジャミア(Kilimanjaro Jamia)』が舞台。

この店がどのくらい有名なのかというと、Facebookでは1万7000人以上が「いいね(フォロー)」をしているうえ、あのトリップアドバイザーのレビューでは「史上最高の体験」と書かれるほどの名店なのだ。

まずオレが店に行く前に思っていたのは、アフリカ最高峰の山であるキリマンジャロ(5895m)を連想させる何かが店内にあるのだろうな……ということ。だって店名がキリマンジャロなのだから。

ところが店内に入ると、そうでもない……というか、めっちゃゴージャスでオシャレな空間! どんな感じなのかは、キリマンジャロ ジャミア公式サイトの写真を見てもらうとして、まず驚くのは、その歓迎っぷり!


「キリマンジャロレストランへようこそ!」
「キリマンジャロレストランへようこそ!」


まさしく熱烈歓迎というほどのウエルカム姿勢で1人客のオレを出迎えてくれたのである。気持ち良いなぁ〜。そこで、歓迎ついでに聞いてみた。


──なぜ店名がキリマンジャロなのですか?

ウエイター「それは、この店のオーナーが、キリマンジャロがよく見えるケニアとタンザニアの国境あたりに住んでいたそうで、それでこの店名になったと聞いております」


──なるほど。ちなみに、ポテトはいくらかね?

ウエイター「ポテトは190kes(約190円)でございます」


──ふむ、それでは、それをもらおうか。

……と、流れるようにポテトを注文したけど、内心オレはヒヤヒヤだった。なぜって、ポテトがいくらなのかわからなかったからだ。こんだけ豪華な店で190kesなら、まあそんなもんでしょ……とホッっと一安心。

ポテトを待つ間、店内をグルリと見回してみる。とにかく清潔。とにかくキレイ。来てるお客さんはミドルクラス(中流階級)な人ばかり。ものすごく豪華なイメージがあったけど、ハイクラスな店ではなさそうだ。


そうこうしているうちにポテトがやってきた。アッツアツのポテトだ。これは絶対にウマイやつ……と思いながら口に運んでみると──


そうでもない。


というより、味がしない。無味というか。しかし、つけあわせのキャベツサラダは激ウマ中の激ウマ。でも……やっぱり何度食べてもポテトは無味で美味くはなかった。単なる熱いホカホカの無味のイモというか……。


ちなみに食べ終えた後、お腹を壊すようなことはなかった。清潔な店だしね。なので日本のみなさんも安心して行けるレストランだ。ポテトはオススメできないけれど、他の料理は美味しいらしいぞ。ではクワヘリ〜!


・今回訪問した店舗の情報

店名 キリマンジャロ ジャミア(Kilimanjaro Jamia)
住所 Kimathi Street Kenwood House, Nairobi, Kenya
営業時間 06:00~22:00

執筆:チャオス(カンバ族)
超訳:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.

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