みんな元気セヨ! 韓国にある商品の中で「これは日本のあれパクってね?」と思われるやつを日本のものと比較してみる本企画。韓国のパチモンだとブランド品を思い浮かぶ人が多いと思うが、お菓子や飲み物もあるんだぞ!
今回もみんな一度は食べたであろう定番お菓子、「キャラメルコーン」をパクリ疑惑商品と比較してみるからよろしくセヨ!
・いつものキャラメルコーン
いつものキャラメルコーン。暴君ハバネロでおなじみの「東ハト」が作っており、日本での発売年度は1971年だ。80gサイズで120円前後だった。
裏には基本情報と脇役のピーナッツの存在を主張する文章が書かれていた。
・こちらがパクリ疑惑商品
そして、こちらがキャラメルコーンのパクリ疑惑商品、「キャラメルコーン・タンコン」だ。
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> まんまじゃねえかよ! <
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今までのパクリ疑惑商品はさすがに名前を多少なりとも変えてはいたが、今回に関しては変える気すら感じれない。タンコンとは韓国語でピーナッツを意味するので、「キャラメルコーン・ピーナッツ」となる。そのまますぎだろこれは。
発売会社は「クラウン」。韓国ではクッキーなどで有名なお菓子メーカーだ。こちらは1989年に発売されており、72gサイズで900ウォン(90円程度)だった。
前回に比べればだいぶパッケージデザインは本物に比べて違う気もするが、またも気になるのは……。
またなんか変なのがいたぞ。
前回のチョコソンイの場合は名前がついていたが、今回に関しては名前ですら出てこなかった。アメリカのアニメなんかに似ているキャラクターがいそう。
裏面にはさらにおいしくいただける方法が書いてあった。キャラメルコーンをフライパンで温めてバターを溶かし、バニラアイスをつけて食べるのがおすすめらしい。カロリーの核爆弾みたいなレシピだが、たしかにそれはうまそう。
・開けてみると
まずは本物のキャラメルコーン。キャラメルの甘い香りが食欲をそそる。
こちらがパクリ疑惑商品……あれ? 今回はなんか明らかに違うぞ?
では、今回もここでクイズとしよう。いつもはかなり難しかったが今回はサービス問題だ。
キャラメルコーンの中にパクリ疑惑商品、キャラメルコーン・タンコンが1つ混ざっている。どれかわかるかな? 答えは……
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正解は右上らへんのこれだ! みなさんわかったかな? 今回はさすがに簡単だったんじゃないかな??
・よく見てみると
左がキャラメルコーン・タンコン、右がキャラメルコーン
パクリ疑惑商品のほうは色が薄くて、もっと凸凹している。上の間違い探しには比較的形がきれいなものを選んだくらい、形にムラがあった。
こちらは全部パクリ疑惑商品。基本的な形は本物と同じだったと思われるが、きっと製造する過程で形がバラバラになったんだろう。
・お味は⁇
見た目通り、パクリ疑惑商品はキャラメルコーンに比べて味もキャラメルの香りも薄かったが、本物よりピーナッツの香りが強かった。本物は濃〜いキャラメル味とミルク味であまり多い量は食べられない気がしたが、パクリ疑惑商品は味が薄いから大量に食べられるかも。
今回は味の系統は同じだが、味の濃さとピーナッツの香りで差があったので普通に気づくレベルの違いだった。
・今回はこれだけでは終われない
今回のパクリ疑惑商品レビューはこれだけでは終われない。なぜかというと、両方よも「ピーナッツ」という脇役がついているからだ。なので……
1回タッパーに全部取り出してピーナッツだけ食べ比べることにした。
こちらが本物のキャラメルコーンに入っていたピーナッツ。ローストされたものが15粒ほど入っていた。
こちらがパクリ疑惑商品のピーナッツ……あれ?
普通のピーナッツじゃなかった
パクリ疑惑商品に入っていたピーナッツは、数は少ないが、甘くて香ばしい何かでコーティングされていた。なんなら主役よりこっちのほうがおいしかった。 私の調べによるとパクリ疑惑商品のほうも昔は普通のピーナッツが入っていたらしいが、何度かのリニューアルで今の形となったらしい。
・本物の元となる商品
実は日本のキャラメルコーンもアメリカの歴史深いお菓子、「CrackerJack」のパクリ疑惑がある。CrackerJackもたしかにキャラメル味でピーナッツ入りだが、肝心なお菓子本体はポップコーンだ。今回紹介した2つとも「コーンパフ」で作られたお菓子であるので、似てはいるがここまでくると別のお菓子と言っていいと思う。
・結構違った
今回のキャラメルコーン対決、どっちも同じ系統ではあるが、違う方向性に歩みだしていた。ということで…
私の中で「キャラメルコーン・タンコン」のパクリ点数は10パチ満点中「7パチ」としておきたい。
韓国のお菓子で昔からあるやつほど、日本のお菓子のパクリっぽいものが多い。また次回も別のパクリ疑惑商品を紹介してみようと思うので、次も読んでくれたらカムサハムニダ!
参考リンク:キャラメルコーン公式サイト、キャラメルコーン・タンコン公式サイト(韓国語)、CrackerJack公式サイト(英語)
執筆:すんぴょんす
Photo:RocketNews24.
▼いざ全部同じタッパーに入れたらどれが本物かわからなくなった。