みんな大好きファミリーレストラン。幼い頃、我が家は小金持ちだったため、逆にファミレスには滅多に連れて行ってもらえなかった。その反動なのか、大人になってからはファミレスが大好き! 週5ファミレスでも問題ございません。

さて、ファミレスの最高額メニューを片っ端から食べ尽くすこの企画『ファミレスの1番高いメニュー全部食う』も21回目を迎えた。今回はすかいらーく系の和食ファミリーレストラン「藍屋」の最高額メニューを食べてみたのでご報告したい。

・テンション上がる和食ファミレス

冒頭でもお伝えした通り、私、P.K.サンジュンは幼い頃、滅多にファミレスに連れて行ってもらえなかった。特に「和食は家で食べるもの」という文化で育ったため、この企画を通じて初めて足を運んだ和食ファミレスも少なくない。

今回ご紹介する「藍屋」もその1つで、存在自体は知っていたものの、食事をするのは今回が初。正直に言うと「靴を脱いで店に上がる」という事実だけで「和食ファミレスすげえ……!」と深く感動した次第だ。

・すかいらーく系列

で、藍屋は すかいらーく系列のファミレスである。グループ内には同じ和食ファミレス「夢庵」もあるが、価格などを見る限り「やや高級なのが藍屋、よりフランクなのが夢庵」という位置づけなのだろう。

はじめての藍屋でメニュー表を隅々までチェックしたところ最高額メニューは『黒毛和牛すき鍋膳 肉2倍(3179円)』と判明した。過去には「華屋与兵衛」と「和食のさと」もすき焼きが最高額だったから「和食ファミレス = すき焼きが最高級」という暗黙の了解がある……のかもしれない。

到着した『黒毛和牛すき鍋膳』はカセットコンロで煮込むスタイルで、こちらは「華屋与兵衛」及び「和食のさと」と同じ形式だ。そして気になるお味はというと……


うむ、ウマい。


・味付けがアグレッシブ

「こんなにウマいすき焼きは滅多にない!」とは言わないが、誰が食べてもガッカリすることはないであろう模範的な すき焼きである。特徴的なのは割り下がそこまで甘くないことで、この点は「華屋与兵衛」や「和食のさと」と大きく違った。

これは「タレを甘くしないで勝負している」とも評価できるし、それだけ素材に自信があるということなのだろうか? いずれにせよ藍屋の『黒毛和牛すき鍋膳』はアグレッシブに攻めている印象で、160グラムの肉も食べ応えは十分だ。

まとめると藍屋の最高額メニュー『黒毛和牛すき鍋膳 肉2倍』は、無性に すき焼きが食べたい時などに重宝するメニューである。高級店のすき焼きは目玉が飛び出るほどお高いので、これくらいの価格で “すき焼き欲” を満たせるなら有能な商品ではないだろうか?

というわけで、藍屋の最高額メニュー『黒毛和牛すき鍋膳 肉2倍』をご紹介した。1つだけ言えることは、ファミレスに靴を脱いで入るときのテンションは異常ということである。

参考リンク:藍屋公式サイト
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.