ジャンボ〜! 本業はタクシー運転手だけど、もうケニアのポテトジャーナリスト(ポテト評論家)としての顔の方がしっくりきてるカンバ族のチャオスです!! 今日はね、大変めずらしいポテトを紹介しようかなと。

その名も、「森のポテト」あるいは「ポテトの森」、もしくは「森ポテト」って芸人みたいな呼び方だけど、とにかく英語で書くなら「chips forest」だ。なぜそう呼ばれているのかというと……

森の木々の薪(まき)で調理されているから……に他ならない。なかなかオシャレな呼び方だろ。さらに、その薪のスモーク(煙)に燻されて、燻製的な味もつくとされているが、この店の森ポテトは……

まったく味がなく無味だった。

さらに言えば、いくつかのイモは揚がっておらず生イモ状態。ついでに言えば、いくつかの部分は油でベチョベチョで食べられないほど煮崩れならぬ揚崩れ(あげくずれ)していたのもポテラー的には問題だ。


評価すべき点もある。それはポテトの形状。普通ならポテトカッターを使い細長のポテトになるのだが、彼女の店にはポテトカッターがないため、すべて手作業でポテトを切っているとのこと。この形、嫌いじゃない。

だが、その不揃いな形のため、熱が通っているイモと通ってないイモが混在することになっている。これは彼女の揚げテクが乏しいからであり、今後一層の激しい修行を求めたい。極めたら、名物になる可能性は高い。


なお、さきほど「味がない」と書いたが、味がないくせにケチャップも使わず、ストイックに「唐辛子サラダ」だけを合わせてくるのも問題だ。そこは素直にケチャップ、もしくは塩味で行こうよと。そんなこんなで……

食い終えたら、下痢になった。

一度トイレに行ったら治ったけど、きっとおそらく下痢になった理由は2つある。まずは唐辛子の多さだ。とんでもない激辛ポテトになっちゃってて、お尻もヒリヒリ。もうちょい辛さを控えめにしてほしかった。

そしてもうひとつの理由は、おそらくだが、「使い回しの油」だ。このあたり、やたらとホコリっぽいのだが、その砂埃がモロに鍋の中に入りまくって、森のポテトどころか「砂のポテト」にもなっているというね。


ちなみに価格は50ケニアシリング(約50円)。お店の名前はこれまた無いけど、ゴンロードのドゴレッティコーナー沿いにあるお店なので、近くに行く用事があったら「森のポテト」を体験してみるのも良いかもね。

最後に、ポテジャー(ポテトジャーナリスト)のオレからこのお店にアドバイス。とにかく砂埃が油の中に入らないよう、カバーをするなり、なんらかの工夫が必要だ。それさえクリアできたら大化けの予感。健闘を祈る。クワヘリ!


執筆:ポテト評論家:チャオス(カンバ族)
超訳:GO羽鳥
Photo:RocketNews24.

▼森のポテトを極めて欲しい!

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