昨年末、中国から黄色い小包が届いた。身に覚えは……ある。約1カ月前にアマゾンで注文したラジコンが……カスタマレビュー5段階中2.1(2022年1月5日時点)のラジコンが、はるばる海を渡って我が家にやって来たのだ! 長旅ご苦労様です。
アメリカ合衆国のレビューで「不良品」「正しく動作しない」「1日でバラバラになった」と盛大にブチギレられているのは『タートルリモコン亀リアルな電気動物』なる商品で、価格は送料込み1690円。満を持して日本に上陸したカメの実力をぜひご覧いただきたい。
・アメリカでキレられている中国製のラジコン
ダンボールを開封すると……「INNOVATION(革新)TORTOISE(カメ)」と書かれた箱が出てきた。トータスとは「リクガメ」という意味。つまり中にはリクガメのラジコンが入っている。というわけで……
こちらが
ブチギレられているリクガメです。
手のひらサイズでかわいい。
パッケージ写真によると、こいつが力強く岩場を登るらしい。果敢に挑戦する姿は見応えがありそうだ。
さて、あらためて紹介すると、箱の中には本体(カメ)とリモコン(プロポ)が入っていた。説明書はナシ。パッケージに書いてある英語の説明文とイラストを見ながら「カメの動かし方」を確認する。
ええと……
リモコンに単3電池を3本セットして……
リモコンとカメをつないで約30分チャージするらしい。英語に自信はないが、たぶんそういうことだろう。
つないだら「CHA」のランプが光った。
そして約30分後……
ランプが消えた。充電完了である。
それではカメくん、ギンギンに動きたまえ。
スイッチを入れて……
GO!
…………
…………
さすがカメ……とても地味である。で、たしかにレビューのとおり正しく動作しない。後ろには進まないし、左右どちらかのボタンを押すと時計回りを続ける。
果たしてこれがフルパワーなのだろうか。
ま、でも前に進むだけマシな気がする。値段相応ではないだろうか。あとは実際に、屋外でどのくらいの力を発揮するか……岩場を果敢に攻めるカメの勇姿をこの目で見届けたい。
そんなわけで、外で歩かせてみると……
普通の道すら進まねェェェエエエエエエエ!
当然、砂利道も無理。まるで溺れているようだ。
滑らかな場所ではよく歩く。
というわけで……
職場で飼うことにした。殺風景な職場には癒しと遊び心が必要。小さめの癒しグッズを探している方はどうだろうか。私の評価は5段階中3。そこまで悪くない……気がする。パワーはないけど頑張ってるし。かわいいし。
参考リンク:Amazon「タートルリモコン亀リアルな電気動物」
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.