昨年末からロケットニュース24が総力を結集してお届けした「2022年福袋特集」も一区切りがついた。私、P.K.サンジュンは10個の福袋を担当したが、中でも衝撃を受けたのが『ヴィレヴァンアウトレット』であった。

本家ヴィレヴァンが生ぬるく見えるほどのゴミ山は、もはや “福袋墓場” と呼んで差し支えあるまい。今回はそのヴィレヴァンアウトレットの福袋全3種類を「ゴミ」と「非ゴミ」に仕分けしてみたのでご報告しよう。

・ヴィレヴァンアウトレットだけはガチ

かつては「ゴミの集合体」として知られた本家ヴィレヴァンの福袋も、時代の流れに合わせたのだろう、近年はグッとゴミ率が減った。それでも今年は「ヴィレヴァンらしさ」を感じさせる内容だったことは、“さすが” の一言に尽きる。

一方のヴィレヴァンアウトレットは、相も変わらずやりたい放題! かつてはあたり前だった「開封するまで中身がわからないドキドキ感」を、ここまで体現している福袋はもうほとんどないハズだ。

で、今回私が元旦から高尾(あの高尾山の高尾だよ!)まで足を運んで購入したヴィレヴァンアウトレットの福袋は「1万円」「5000円」「3000円」の3種類。ゴミの詳細についてはそれぞれの記事をご確認いただくとして、今回は「ゴミ」と「非ゴミ」の仕分け結果をご覧にいれよう。

・地獄の仕分け作業

3つの福袋に入っていたグッズは、合計で全29個。なぜか最安値の3000円の福袋に13個ものグッズが入っていた一方で、1万円の福袋には7個のアイテムしか入っていなかった。……まあ、基本的にはどれもゴミなのだが、それでも29個のうち1つくらいは “お宝” が眠っている……と信じたい。

仕分けをしたのは、今年も「本家ヴィレヴァン」及び「ヴィレヴァンアウトレット」の福袋を担当した私とあひるねこの両名。ゴミと非ゴミの境界線は「自分が持って帰りたいかどうか?」とした。持ち帰って使いたいと思えるもの、それ以外は単なるゴミである。


荒ぶるゴミ山から……


なんとかお宝を探しあてたい──。で、結果はというと……


非ゴミが3個! ゴミが26個!!!!


予想はしていたが、数字にすると残酷さがより際立ってくる。ゴミ率は驚異の約90パーセント──。このご時世、ここまで盛大にゴミをぶち込んで来る福袋が他にあるだろうか? もはや清々しささえ感じるから不思議だ。最高だぜ、ヴィレヴァンアウトレット!

・聖なるゴミに感謝

ちなみに本家ヴィレヴァン福袋を仕分けしたところ「30 / 42」がゴミだったから、やはりヴィレヴァンアウトレットのゴミ率は際立っている。吐くほどのゴミの集合体。それでいて、むしろありがたささえ感じるのはヴィレヴァンブランドのなせるワザであろう。

ちなみに両名の「ベスト非ゴミ」と「ゴミ王」も発表しておく。


サンジュン: ベスト非ゴミ「NSDスピナー」(使ってみたいから)


あひるねこ: ベスト非ゴミ「卓上USB扇風機」(普通に使えるから)


サンジュン: ゴミ王「マッコウクジラの巨大ぬいぐるみ」(大好き。1番いいゴミ)


あひるねこ: ゴミ王「フライドポテト柄のマルチクロス」(マジでゴミだから)


ご覧のように、散々な結果となってしまったヴィレヴァンアウトレット福袋の仕分け。それでも今年、これ以上ワクワクした福袋は無い。ヴィレヴァンアウトレットのゴミは聖なるゴミ──。来年も絶対に全部買うからな! 誰に何を言われてもくじけるなよ!!

参考リンク:ヴィレヴァンアウトレット公式サイト
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.