時間をお金で買う……食洗機や全自動洗濯機、ロボット掃除機などがそれに該当するのだろう。手間が減り時間に余裕が生まれ、日々の生活が楽になるケースは多い。我々庶民の憧れである。

そこで、じゃあたこ焼きも自動で焼いちゃうか、となったのが杉山金属の「たこ焼き工場 トントン」。

正直、家庭レベルでその自動化は必要あるんか? って思ってしまった、かなりお高いし。でも実際使ってみたら従来のものより5倍くらい便利な最強のたこ焼き器だと感じたので、みなさんにその魅力を力説したいと思う。


・自動返し式たこ焼き器「たこ焼き工場 トントン」

気になるであろうお値段だが、私はAmazonでセール中に8750円で購入した。たこ焼き器は1000円くらいで買えちゃうのでかなり高額に感じたが、たこ焼き器本体のほか、粉つぎポットや、木のピック、油引きなんかも付いてきた。

とにかく部品数が多い! お値段が高いだけあってしっかりした作りである。部品の取り外しは多少面倒ではあるが、使用後に洗剤で洗えるため衛生的で良い。

自動たこ焼き器の使い勝手をより感じられるよう、まずはよくある普通のたこ焼き器で焼いてみることにしよう。中学生の頃からタコパでは焼き手をやってきたのだ。まだまだ機械に遅れをとるわけにはいかない。


・普通のたこ焼き器

生地を流し込み具材を入れたらクルクルと回しながら焼いていく。我ながら結構良い感じだ。

焼きあがったたこ焼きがコチラ。具材を入れるとはいえ生地は半球分しか注がないため、どうしても形は真ん丸にならず歪(いびつ)になってしまう。これは家庭用たこ焼き器でのあるあるだろう。

完成まで12分ほどかかったが、もちろんずっとたこ焼き器に付きっきり。焼く作業は好きだし楽しいんだけれど、人数がいればいるほどゆっくり食べられないし、焼き上がるまで機器から離れられない。なにより12分間たこ焼き器と睨めっこは熱気でめちゃくちゃ熱くて大変だった。


・お値段相応の実力を見せてくれた、たこ焼き工場トントン

じゃあこれが自動たこ焼き器になったらどうなるんだというところをお見せしたい。予熱した鉄板に、まずは具材から入れていく。その後、反時計回りに生地を流し込んで1分20秒放置。外側が焼けたタイミングで……


スイッチスタート!


うおおおおお! 勝手にひっくり返る!


こういう商品って知っていたけれど、改めて目の前できれいにひっくり返っていく様子を見ると、思いのほか感動してしまった。「カチャンカチャン」と部品が動いている音がとても小気味良い。たこ焼きって焼くところも含めて楽しむものだと今まで思ってたが、自動で焼けていく過程を見ているだけでも十分に楽しめてしまった。

焼き上がりは100点満点の見た目。手焼きの時よりクオリティの高いたこ焼きが出来上がった。ちょっとずつ回転させながら焼いていくため、中にふわっと空気を含んだ真ん丸のたこ焼きが焼けるんだろうな。

手動と自動を比べてみて1番大きく感じたメリットは、焼いている最中に手がかならないこと。たこ焼きを作りながら別の作業を進めることができるし、焼きあがったたこ焼きをゆっくりと食べることも出来る。

6分ほどで出来上がるため、スイッチを入れて気づいたら焼けてた、といった感じだろうか。片手間でたこ焼きが作れることが、こんなに便利で革新的だとは思わなかったなぁ。


おもしろグッズ寄りかと思っていたら、ガチクオリティだった自動返し式たこ焼き器。いつものタコパが一段ハイレベルなものになって盛り上がること間違いなし!

値段はネックだが、それさえ目をつぶれば一家に一台欲しいレベル。我が家でもこれから末永く活躍してくれることだろう。たこ焼き好きは導入を検討されたし!

参考リンク:杉山金属株式会社Amazon
執筆:まろ
Photo:RocketNews24.

▼販売元の杉山金属では売り切れ。アマゾンなら定価より安く買えます。

▼たまに上手くひっくり返らないことも。付属のピックで少し手を加えてあげて。

▼鉄板も洗剤で洗えるが、接続部分だけは水が入らないよう注意とのこと!