先日、仕事帰りに “文具や画材を日本一安く売るお店” として知られる『世界堂』の前を通ったら、有名店のプロが厳選した新発売の文房具が勢ぞろい「文房具屋さん大賞2021」なる看板が目に留まった。ほほう最新の使える文房具か……気になるぞっ!

というわけで、閉店間際の店内へ。どうやら「多機能ペン」「ノート」「マスキングテープ」などなど、ジャンルごとに入選文房具が表彰されているらしい。なかでもとくに気になったのが「消しゴム賞1位」の商品。おいおい常に “カド” で消し続けられるだと……!?

・多角消しゴムZIGZAG

すっかり消しゴムを使用する機会は減ってしまったが、説明文を読んで「これはいい!」と思った『多角消しゴムZIGZAG』。つまり「角が多い消しゴム」だ。その数なんと45個……ってマジかよ。しかし、どうなってんだよと思いながら商品を探し回ったものの……見つからず。

さすが1位の商品、完売してしまったか。と、あきらめて帰る前に、一応スタッフさんに聞いてみると「あ、たしか今日入ってきたはず」と言って……裏から再入荷分を持ってきてくれました。やったぜ、ありがとうございます! ってことで、1個(198円)購入。

・未来感あふれるフォルム

翌朝、さっそくオフィスで袋から取り出してみたところ……こ、これは想像以上に未来感あふれるフォルム! 消しゴムお前、知らない間にとんでもない進化を遂げていたな。「まとまるくん」までの記憶しかないから衝撃。まるで親戚の女の子がギャルになったみたいである。

それはさておき、同アイテムのキャッチコピーは「カドで消してもカドが出る!」で、日本の折り紙がヒントになっているという。なるほどなるほど……よくわからないけど使ってみるか。

・使ってみた

さあ、鉛筆でテキトーに文字を書いたら準備完了。プラスチックネジのような形状をしていて芯も強そうだぞ。おそらくパキッと折れて悲しむこともないだろう。本当に新品消しゴム特有の “ツルッとした消し心地” が永遠に続くのかもしれない。いざ使ってみると……

ツルッツルッ!


軽い力でツルツル消すことができる! 「消す力」も十分だ。しかも、カドだから細かい部分をきっちり消すことが可能。まだ使い始めだし、なかなか消しゴムを使う機会はないけど、こいつは引き出しに入れておくと決めた。いざという時に役立つはず。

というわけで、たまたま見つけて衝動買いした『多角消しゴムZIGZAG』は、評判どおりの使い心地であった。使い切る前なので評価をするには早いかもしれないが「ずっと使い始めの消し心地」が特徴なのだ。シャーペンや鉛筆をよく使う方はぜひチェックしてみてほしい。

参考リンク:サンスター文具「多角消しゴム ジグザグ」
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.