小学生の頃、クラスメイトのほとんどが、ペンケースの中に「香りつきの消しゴム」を忍ばせていた。なぜなら珍しい文房具を持つだけで、周りから一目置かれる存在になれるし、好きな子と仲良くなれるチャンスもあるからだ。そんな文具の代表が消しゴムだった気がする。

しかし大人になるにつれて、すっかり消しゴムの出番も少なくなった……どころか、存在そのものも忘れかけていたのだが、どうやら最近やたらと人気のある消しゴムがあるらしい。なんでも「消すのが楽しみになる」のだとか。気になったので買ってみたぞ!

・富士山消しゴム

Amazonで286円(配送料別)で購入したのは、消すのが楽しみになると評判の「エアイン富士山消しゴム」。ってか、最近なかなか消す機会が無いので、正直なところ、すでに消しゴムの種類に関係なく消すのが楽しみである。シャーペンもひさしぶりに使います。

それはさておき、富士山消しゴムが人気の理由、すなわち消すのが楽しみになる理由は、皆様お察しのとおり「上手に使っていくうちに、雪化粧した富士山が現れる」からだ。たしかに、これまでの消しゴムには無かった発想である。おもしろい。というか……

・だいぶ前から人気

実はこの富士山消しゴム、約1年前に誕生していたらしい。なので今さら「おもしろい」と言うのも恥ずかしいけど、それだけ消しゴムと距離を置いていたのだから仕方ない。それでは気を取り直して、シャーペンでパパッと絵を描いてから消していくぞ!

ちなみに、消すのが楽しみになる理由がもう1つある。消しゴムの材料に、消し心地が最高とされる「多孔質セラミックスパウダー配合の樹脂」が使われているらしい……聞いたことないパウダー名だがスゲー使いやすいはず。はやく消したい。

というわけで、さっそく消してみると……うむ、ツルッとしていて気持ちがイイ。快感、なめらか~な消し心地である。記憶があいまいだから昔の消しゴムと比較することはできないが、新品の角で消すような感覚がいつまでも続く。これが例のパウダー効果なのだろうか。

そして珍しいのが、ケース側面上部のカーブ加工。なんでも消す時の力を分散させて、消しゴムが角で折れにくいらしい。よく気がつく商品だ。たしかに角でよく割れるんだよな。

さてさて、ひたすら絵を描いて消す作業を繰り返しているうちに、消しゴムがだんだんと富士山みたいになってきたぞ。おおお~、なんと神々しい。心が洗われます。雪化粧がハッキリ現れた時の達成感がマジでハンパではない。涙を流した受験生もいるのではないだろうか。

・お土産にもいいかもね

とにかく、1年前から人気がある理由が分かった。死ぬほど遅れたレポートとなってしまったが、私のようにまだ知らなかったという方は、ぜひ覚えておいてくれたまえ。私はもう少し形を整えてから、大事にとっておこうと思う。なんだか縁起が良さそうだしね。

参考リンク:Amazon「エアイン富士山消しゴム」
Report:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.
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▼遅ればせながら私も富士山作っちゃいました!