体重との戦い────。美容の観点からのダイエットにはいろいろと問題があると思うが、ある程度の年齢になると、健康のために痩せなければならない、という切実な現実に直面するものである。
それは動物たちも一緒なのかもしれない。ふと立ち寄ったカプセルトイコーナーで、体重をテーマにしたリアルな動物フィギュアを発見。やなテーマだな、と思わず逃げ出したくなったが、よくみると仕草やら表情やら、やたらと人間くさくてジワる。ついつい買ってしまった。
・「タニタ × パンダの穴 今日は何キロ?」全6種(税込300円)
説明不要、まずはこちら! 体重計をじっとみつめるパンダ。
「あらっ」という顔をして立ち尽くしている。わかる……わかるよ! 体重計をみつめて考えることといったら1つしかない。
後ろ姿にも、どこか哀愁が……!
表示されているのは98.45kg。Google先生によるとメスのパンダの平均は70kg~100kgだというから、98.45kgはたしかにちょい太め。
実はこのガチャガチャに登場する体重計、すべてタニタに実在するもの。たとえばBC-315型は小数点第二位まで量れる高精度計測が特徴なのだそう。
フィギュアはリアルで、とてもよくできている。立たせると隠れる足裏の肉球が、しっかりピンクに塗られているのもよい! 妥協なし!!
それぞれの動物にバックストーリーつきで、パンダには「小数点第二位好き篇」とタイトルがついている。どのカプセルにも共通のパンフレットを入れる商品が多い中、動物ごとに違うペーパーを用意するのは素晴らしい。
……のだけれど、個人的にはフィギュアだけで十分に物語が浮かぶ秀逸デザインだから、パンフレットはなくてもよかった。無理にキャラづけせず、購入者の自由な想像に任せていいと思う!
・ボクのお楽しみ篇
こちらはペンギンのヒナ。ときに親鳥よりも大きく見えたりする、丸々としたフォルムである。
この赤ちゃんペンギンはダイエット中ではなく、どれだけ成長したかを量っているところ。痩せるだけが体重管理ではない、という前向きな希望を与えてくれる。
サイズは全6種の中でもっとも小さい。身長2cmくらい?
ちっちゃなボディに合わせて、体重計もBC-759というコンパクトモデル。にもかかわらず体脂肪率や筋肉量まで測れるらしい。
・食いしん坊な僕篇
こちらのシーズーには「おまけ」がついている。ほかのモデルは体重計+動物フィギュアという構成なんだけれど、シーズーだけエサ入れがついているのだ!! 中には山盛りのドッグフード。
好物のドッグフードをみつめながら体重計にのるイヌ……。
悲しい! 悲しすぎる!! なぜそんな自分を追い詰めるようなことをするのか。拷問か。みているだけで胸が苦しくなってくる!
体重計は針がレトロなHA-650。昔懐かしアナログ表示だ。なんでも「丸い部分のデザインが僕の大好きなドッグフード入れに似てて超カワイイから」チョイスしたのだそう。泣ける……。
冒頭のパンダは結構な大きさだが、シーズーは人間の指先くらいのサイズ感。小さい! 舌の先がペロッと出ているのもキュートである。実際は、よだれダラダラなのかもしれないが。
・「毎日はかると自分がわかるよ」
全6種のうち筆者が入手できなかったのは、シロクマとカバとレッサーパンダ。比較的大型の動物たちだ。並べると、それぞれの動物のサイズ感が再現されているのもまた優秀。全部集めたら遠近法が表現できてしまう!
キャッチコピーは「毎日はかると自分がわかるよ」。体重を減らす、増やすにかかわらず、自己管理のために記録をつけようという意味だろう。体温や血圧など測り始めても、3日坊主で終わる筆者には耳が痛い。
公式ホームページでは取扱店舗を検索できるので(在庫情報までは検索不可)、ダイエット中の人も健康管理中の人も、自分を奮い立たせるためぜひ探してみて欲しい!
参考リンク:タカラトミーアーツ(商品情報)
執筆:冨樫さや
Photo:©TANITA Corporation.All Rights Reserved. ©Panda’s ana、RocketNews24.
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