ひょっとして最近、デカ盛りブームが来ているんじゃないのか? というのも、キッチンオリジンが総重量5キロの「肉の城壁」を販売したり、いきなり! ステーキが肉10ポンド(約4.5キロ)の「デカ盛りステーキ重」を販売しているからだ。

これは来ているぞ、デカ盛りブーム! そんななかで居酒屋「庄や」などを運営する大庄グループがフードファイターのマックス鈴木さんとタッグを組んで、デリバリー・テイクアウトのお店をUberEatsでオープンした。その名も「マックス鈴木の背脂飯店」である。ここでもっとも重量のある、1.8キロの焼きそばを頼んだら、すんげえのが届いたぞ!

・1.8キロの焼きそば

背脂飯店は、UberEats限定(2021年2月現在)で店舗を運営している。大庄グループの既存のお店を活用して、全国に165店舗を一気にオープンした。緊急事態宣言が解除された後にさらに70店舗が加わり、全国で235店舗を運営する予定だ。


提供しているメニューは、チャーハン・焼きそば・から揚げ丼などのいわゆるスタミナ系だ。フードファイターが監修しているだけあって、それらのメニューのデカ盛りもちゃんと用意されているんだけど、量がおかしい気がする。だってメニューを見ていると、「kg」って単位が普通に出てくるだけど……。


たしかに「中盛り」や「大盛り」ならマックスさんを起用するまでもない。1キロからが普通と考えても良いくらいだ。ということで、メニューのなかでもっとも重い「【3倍デカ盛 1.8kg超】肉 & 野菜増し! 背脂ソース焼きそば」(税込3100円)を注文してみることにした。


商品説明には次のようにある。

「うぉおおおおおお! なんだこの罪悪感たっぷりの、胃袋を誘惑してやまないバイオレンスかつビューティフルなビジュアルは! 僕はもう我慢できません! いただきまぁあああす!あ、失礼しました、ついテンション上がっちゃったですww 」

どうやらマックスさん自身のコメントを載せているらしい。あまりのボリュームに彼が興奮している様子が伝わってくる。具材は肉300グラム、野菜900グラム、麺600グラム、これはかなり食い甲斐がありそうだぞ!


・容器にギッチギチ

注文後、約40分で届いた焼きそばがコレだ!



う~ん、パッケージのマックスさんの笑顔がまぶしい。


デカい容器に焼きそばギッシリ。iPhoneSEと並べてみると、そのデカさがわかると思う。


え? SEと並べてもわかりにくいって? じゃあコレならどうだ! このサイズだよ! デカいでしょ!!


容器パンパンに中身が入ってやがる。麺が多いように見えるけど、実は野菜もしっかり入っている。もしかしてヘルシーかも?


中身がギッチギチに入っているので、箸ですくい上げるのも一苦労だ。なんとかつまみ上げた麺は、ソースでギラギラと光り輝いている。


このまま食べても良いんだけど、「背脂飯店」というからには、背脂タレをかけない訳にはいかない!


カロリーの塊、背脂を焼きそばの上に投下!


背脂たっぷりの背脂焼きそば、完成で~す!!


改めて麺をすくい上げると、ソースで輝いているのか、それとも背脂で輝いているのか、もうわからない!!わからないけど、とにかく濃いに違いない。麺を少しすすっただけで、口の周りが脂まみれになっていることがわかる。今、鏡を見たら、きっと口の周りがピカピカに光って見えるかもしれない。それくらい脂ギッシュな焼きそばである。


きっと大庄グループも、このコロナ禍で苦しい経営状況が続いているはず。背脂飯店でなんとか窮地を脱して欲しいところだ。大食いに自信のある方はお試しあれ。一部の店舗ではテイクアウトにも対応しているので、詳しくは公式サイトを確認して欲しい。

参考リンク:大庄
執筆:佐藤英典
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