どうもみなさん、こんにちは、こんばんは。ロケットニュース24のP.K.サンジュンです。突然ですが、みなさん「辛ラーメン」はお好きですか? 私自身はメチャメチャ好きってワケではないんですが、たまーに無性に食べたくなることがあります。なんというか、中毒性がありますよね?

で、そんな時はかつて韓国に留学していた経験を活かし、本場っぽい作り方をして辛ラーメンをいただきます。正直、現地の味には及ばないんですが、それでもかなり美味しくできるので、興味がある方はぜひご一読ください。

・メチャメチャ食ってた

私がソウルに留学していた二十数年前、当時「ラーメン」といえば99.9%がインスタントラーメンのことを指していました。ごく稀に日本流の生麺を使用したラーメン屋なんかもありましたが、正直高かったですし、そこまで美味しくもなかったんですよね。てなわけで私も「ラーメン = インスタントラーメン」の生活を送っていました。

どれくらいの頻度でラーメンを食べていたかと言うと、ズバリ週6です。これは冷静に考えてかなり高い頻度であることは間違いないでしょう。しかも真夜中に食べてました。なぜなら私の住む新村(シンチョン)という街には、鬼ほどウマい辛ラーメンの店があったからです。


大げさではなく週6で飲んでいた私と留学友達は、飲み帰りに必ずその店に足を運んでいました。なんなら違う街で飲んでいても必ず最後はその店に寄っていましたから、もはや義務と言ってもイイでしょう。でも、それくらい本当の本ッ当に美味しかったんですね。

・知る人ぞ知る名店

店の名前は「シンケッチ」と言います。辛ラーメンのシン、ケラン(卵)の、チーズの、その頭文字を取って「シンケッチ」です。当時は小屋みたいな建物で営業していましたが、留学から数年後に行ってみたらちゃんとした店になっていました。

店はウォーズマンのような髪型で、ウォーズマンくらい無表情なおばさんが営んでおり、シンケッチと同じく名物のポックンパ(炒飯)との二刀流で店まで建てたんだから大したもの。今回ご紹介する私流の辛ラーメンは、もちろん「シンケッチ」にインスパイアされています。

・本場っぽい辛ラーメンのレシピ

【材料】
辛ラーメン: 1袋
たまご: 1個
スライスチーズ: 1枚
ツナ: 1缶(ノンオイルのもの)
しいたけ: 1~2個
ねぎ: 適量
刻みにんにく: 適量(チューブのにんにくでもOK)

【作り方】
1: 下ごしらえ。しいたけは3~5ミリ幅にカット。ネギはみじん切り。ツナは汁気を切っておく。


2: 500CC弱の熱湯に麺を入れてタイマー4分セット。ざっくり麺をほぐす。


3: 麺がほぐれたら粉末スープとかやくを投入。


4: その流れで、たまご、しいたけ、ツナを投入。そしてしばし放置。


5: 残り1分になったらちょびっとだけ刻みにんにくを投入。


6: タイマーが鳴ったら火を止めて、ネギ、その上にスライスチーズをのせる。


7: 器にうつして完成。


当時、現地で食べていた本物と比較すると、私流の辛ラーメンは亜流です。本物にはツナも しいたけも入っていませんでした。そして残念ながら具を豪勢にしてみても「本物のウマさには及ばない」というのが正直なところです。

……が、全体的な美味しさとしては結構イイ線まで行っているのではないでしょうか? お世辞にも体に良さそうな味わいではありませんが、本場っぽいジャンクさは再現できていると思います。

・ジャンクで最高

ポイントは1つだけ、水を多くしないこと。水が多いと味が薄まってしまうので、水分量だけは厳守してください。なんなら450CCくらいでもOKです。やっぱりこういうのは味が薄いと美味しくなりませんから。ガツンとジャンクな味を楽しみましょう。

先述の通り、私流の辛ラーメンは現地の味には及びません。……が、たまに無性に食べたくなる中毒性は近いものがあると思いますので、興味がある方はぜひ1度お試しください。それにしてもウォーズマン元気かな~? まだ店はあるのかな~?

Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.