通常、韓国で「ラーメン」というとインスタントラーメンのことを指す。生麺を使用したラーメン店もあるにはあるが、基本は袋麺のことであり、日本でいう一般的なラーメン店はかなり少ない。もちろん店で食べるラーメンも、基本はインスタントラーメンだ。

そんな韓国のインスタントラーメンの中で、もっともポピュラーなのが「辛ラーメン」である。日本でもスーパーやコンビニで販売しているから、ご存じの方も多いことだろう。今回は記者が知る限り「最強に美味しいソウルの辛ラーメン店」をご紹介したい。

・異次元のウマさ

あたり前のことだが、インスタントラーメンは誰が作っても基本的には同じ味になる。水の量や煮込む時間で多少の差はあるにせよ、違いはごくわずかなハズ。しかし、今回ご紹介する新村(シンチョン)の『シンケッチラーメン』は他とは違う異次元のウマさなのだ。

新村は観光地として有名な明洞(ミョンドン)からタクシーで15分ほどのところにある街で、韓国では名門とされる延世大学や梨花女子大学などがある学生街である。私(P.K.サンジュン)は20年ほど前に、2年の留学生活をここ新村で過ごした。

俺が通ってた学校。見た目は当時と全然変わらない。

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その時に足繁く通っていたのが今回ご紹介する『シンケッチラーメン』だ。「シン」は辛ラーメン、「ケ」はタマゴ、「チ」はチーズと、それぞれの頭文字を取った名称で、ざっくり訳せば「タマゴチーズ辛ラーメン」といった感じである。

・少なくとも20年以上は続く店

それはさておき、つい先日ソウルを訪れた際、せっかくなので『シンケッチラーメン』に足を運んでみることにした。ソウルの飲食店はわかりやすく、マズければ瞬殺で潰れウマければ長々と生き残ることが多い。そして『シンケッチラーメン』は……数十メートル移動していたものの、今でもしっかり営業していた

当時は店というよりも小屋のような店構えだったが、現在はだいぶ儲かったのだろう、それなりに店として認識できるたたずまいである(かつては看板も無かった)。場所としては新村の教会側の大通り(梨大に続く道)に面しているから、多少の土地勘があれば見つかるハズだ。

注文したのは名物の「シンケッチラーメン」と「ポックンパ(炒飯)」である。値段はそれぞれ4000ウォンと5000ウォン、この店を訪れたら絶対にこの組み合わせがオススメだ。また、店のおばさんは留学生慣れしているので「シンケッチ!」「ポックンパ!」と連呼すれば余裕で通じるぞ。

・中毒性がヤバい

久しぶりに食べる「シンケッチラーメン」は、やはりウマい。タマゴとチーズでまろやかになっているだけではなく、普通の辛ラーメンよりも5ランクくらい上の味わいに仕上がっているのだ。おそらく独自に何らかの調味料を足しているのだろう、中毒性もハンパではない。

そしてポックンパも超絶ウマい。炒め飯にケチャップがかかっただけのシンプルな料理なのに、他では味わええないオンリーワンの炒飯は単なる絶品だ。ラーメンのスープと交互に食べれば、どんなにお腹が満ちていようと完食確定の圧倒的なウマさである。

少なく見積もっても、当時200回以上は訪れた「シンケッチラーメン」。なお、ベロベロに酔っぱらった後は5万倍くらいウマく感じることも記述しておきたい。かなりディープなお店だが、機会があればぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。

Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

▼なぜこんなにウマいのか説明できないが、とんでもなくウマい。

▼たぶんガイドブックには載っていないので、上級者向けのお店だ。