いつの頃からかはわからないが、日本で普通に「辛ラーメン」が購入できるようになって久しい。辛ラーメンとは韓国のインスタントラーメンのことで「韓国のインスタントラーメン = 辛ラーメン」とお考えの方も多いことだろう。

実は韓国にはメチャメチャ多くのインスタントラーメンがあることはさておき、今回は「ノンフライ麺の辛ラーメン」についてお知らせしたい。通常の辛ラーメンと食べ比べてみたところ、ある真理に辿り着いた次第だ。

・魔性のインスタントラーメン

しょっちゅうではないが、数カ月に1度 無性に食べたくなる辛ラーメン。容赦なくビリリと辛い辛ラーメンには、他の激辛ラーメンと違う中毒性があり、発作的に体と舌が欲してしまう。ウマい、マズい以上に魔性の何かがあるインスタントラーメン、それが辛ラーメンだ。

で、その辛ラーメンはいわゆるフライ麺が一般的……というかほぼ全てで、おそらくノンフライ麺タイプの辛ラーメンをご存じの方は少ないハズ。スーパーなどに並んでいることはあまりなく、私(P.K.サンジュン)も妹にもらうまでその存在を知らなかった。

・辛ラーメンLIGHT

そのノンフライ麺タイプの辛ラーメンの商品名は『辛ラーメン LIGHT』で、公式ホームページによるとメーカー希望小売価格は税抜200円。3個入りの通常の辛ラーメンが200円くらいで売っていることを考えると、なかなか強気な価格設定と言えるだろう。

辛ラーメン自体がかなりジャンクな食べ物であり、また同時にそれが魅力であるハズ。ノンフライ麺タイプの辛ラーメンとはどんな感じなのか? 通常の辛ラーメンと食べ比べてみることにした。

・食べ比べてみた

んでもって、ここで結論を申し上げてしまおう。ノンフライ麺でもフライ麺でも辛ラーメンは辛ラーメン。初めてノンフライ麺の辛ラーメンを食べて感じたことは「結局はスープなんだな」ということである。

ノンフライ麺は、「マルちゃん正麺」「ラ王」「中華三昧」に近い麺で、つるりとしたのど越しは悪くない……が、純粋に麺の味を楽しめるほど辛ラーメンのスープは優しい味わいではない。別の言い方をすると、スープが強烈すぎて麺を味わう暇などない。

確かにフライ麺とノンフライ麺では食感に違いはあるものの、美味しい・美味しくないの比重が高いのは圧倒的にスープの方。スープはどちらも同じなので『辛ラーメン LIGHT』が美味しくないワケではなかったが、正直「同じだな」と感じた次第だ。

値段的なことを考えれば、私は今後も通常の辛ラーメンを購入することだろう。メリットがあるとすれば、およそ150kcalほど『辛ラーメン LIGHT』の方がカロリーが低いことだろうか? とはいえ通常は500kcal、LIGHTは356kcalだから、そこまで気にするほどではないかもしれない。

結果的には、辛ラーメンが好きならばどちらを選ぼうと大差はない……なにせスープは同じなのだから。安くてちょいカロリーが高いフライ麺を選ぶか、やや高価で低カロリーのノンフライ麺を選ぶか? 繰り返しになるが、味に大差はなかった。

参照元:農心ジャパン
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.