最高! もしかしたら今年(2020年)イチの商品かも? そのくらいの推し。なんなら宣伝部長になったって良い。何のことって、セリアで買った保存容器、その名も『そのまま食卓ボウル(食卓ポット)』シリーズである。
もしも今、お弁当箱を探しているのなら、騙されたと思ってとりあえずコレを使ってみて欲しい。なにせ1つ100円だ。失敗したってそう痛くないし、タッパー的に使ったってオッケーだし。でもね、ぜひ、ここはひとつ、イレギュラー的な使い方「お弁当箱」としてヨロシクなのです!
というか!
そもそも、「そのまま食卓ボウル」シリーズの番外編的なキャラに「そのまま食卓ポット」ってヤツがいるのだが、そいつのラベルには、なんとしっかり……
「お弁当箱にも使えます」と!!!!!
もうメーカーお墨付き! ただし、もちろん、メーカー様が認めているのは「そのまま食卓ポット」だけなので要注意。いろんな大きさ・形がある「そのまま食卓ボウル」は、別にお弁当箱として推薦されていない。
でも……!!
私は推したい。なぜって、最高だったから。つい最近、けっこう高価なお弁当箱を買ったばかりの私が、もうコレ(そのまま食卓シリーズ)ばっか使っちゃってる……ってくらいに最高なのだから。だってこれ、形状的にも……
四角もあるし、
細長もあるし、
丸(丼)もある。
それでいてサイズがマジ最高。「ややダイエット気味な量のお弁当」だとしたら、どれもこれも、まさしくジャストな大きさだ。さらに使いやすいし、洗いやすい。とどめとばかりに、こちらのシリーズすべてにおいて、
フタをしたまま電子レンジOK
……これが どれだけ最高なのかって、お弁当ユーザーだったらわかると思う。たとえばよくある「中蓋(フタ)」的なのを抜いてから……なんて わずらわしいことは一切なし。そのままレンジへINすることがKANOHなのでAL。EXCELLENT!!
・ボウルとポットの違い
いわずもがな、弁当箱OKのお墨付きをもらっている「そのまま食卓ポット」は、お弁当箱としての完成度が高い。フタが ややモッコリしているので、ギューっと押しつぶされずに展開できる。天丼なんて最高だろう。
一方、お弁当箱としては認められていない「そのまま食卓ボウル」シリーズは、フタがフラットなので、モッコリ入れたらムンギュとなる。しかし、その「ムンギュ」で押し潰されることによって美味さが倍増するケースもあるので、一概にフラットが悪いとは言えない。
平坦もモッコリも、どちらも正義なのである。
ただし、いったいなぜメーカー様が「そのまま食卓ボウル」をお弁当箱として認めなかったのかといえば、おそらくフタの固定方法にあると私は勝手に推測している。
気をつけていれば問題ない。
しかし、やはり
頼りない。
ちょいとハードにユサユサしたら、パカっとフタが開いてしまいそうな、そんな頼りない固定方法になっているのだ。よって、当然ながら、汁物を入れるのもNG。「ボウル」も「ポット」も、どちらも汁はNGと考えておいた方が良いだろう。
・100均検証2020年ベスト・バイ
100円の商品に、そんなに多くを求めてはいけない。しかしこの商品に関しては、まさに100円ギリギリ、あるいは突破、どう考えても100円以上の価値がある。「こんなのが100円で買えて良いわけ?」と思うほどに。
そういえば私、この商品を買ってからというもの、可能な限りお弁当を作るようになった。この商品を使うのが楽しいから、お弁当を作るのである。100円の商品で そこまで感じさせるのは並大抵のことではない。本当に素晴らしい商品だからこそ、お弁当が習慣化したのだ。
そう考えると、やはりこの商品こそが、100均検証2020年ベスト・バイなのかも知れない。
・伝説のNAKAYA
ちなみにだが、こんな素晴らしい商品を作り上げたメーカーは、なんとまさか……いいや、ある意味では納得の「NAKAYA(ナカヤ化学産業株式会社)」だったりする。私は言いたい。「さすがナカヤさんだ」と。
ナカヤといえば、あの伝説の100円商品、ザルつき冷凍ご飯レンチン容器『ふっくらパック』を世に送り続ける、超優秀なプラスチック用品メーカー。同社すべての商品は日本製にして、どれもこれも最高のクオリティ。
そんなナカヤさんが「お弁当箱にも使えます」とか言うんだったら、まず間違いがないのである。たとえお弁当箱として使えなかったとしても、保存容器として本当に優秀。全身全霊でオススメなので、どうかどうか、騙されたと思って試してみてほしい。いいや、今回ばかりは、騙されて!
参考リンク:ナカヤ化学産業株式会社「そのまま食卓ポット」、「そのまま食卓ボウル角大」
Report:100均評論家・GO羽鳥
Photo:RocketNews24