もしも100均の『流せるトイレクリーナー』を使ったことのある人だったら、絶対に「1枚つまんで取り出そうとしたら、そのままやぶける」みたいな経験をしたことがあるはずだ。あの時ほど腹立つことはない。

マトモに1枚が取り出せないため、2枚3枚、あるいは4枚同時に使ったりもするため、いくら「30枚入ってます!」と書いてあっても意味がない。そしてブチギレしながら「もう2度と買うか!」と思うのだ……が!

忘れた頃にまた買って、ふたたび “あの失敗” を繰り返すのである。もうこの悪循環を断ち切りたい! ということで、ダイソーに売っているる3種類の『流せるトイレクリーナー』を比較してみた! その結果……

近所にある3軒のダイソーをパトロールしたところ、現在ダイソーでは3種類(4種類)の『流せるトイレクリーナー』が売っているもよう。30枚入り、35枚入り、46枚入りの3種類で、35枚入りのに関しては「ハーブミントの香り」と「プルメリアの香り」が売られている。


んで、これらを比較する前に、生贄(いけにえ)というか、最近キャンドゥかセリアで購入した「流せるトイレクリーナー」を紹介しておきたい。はっきり言って、私はこの商品に対し猛烈にブチギレている。


日本製にも関わらず、デコボコ加工であるにも関わらず、30枚入りにも関わらず、1枚つまんで取り出そうとしたら……


100%やぶけるのである。ふざけている。30枚だぞ、30枚。今回揃えたクリーナーの中でも、最も枚数が少ない「厚手タイプ」が30枚だぞ。それなのに……。喝ッ! まあ、そんなこんなでダイソーの商品を見ていこう。


・除菌 流せるトイレクリーナー(46枚)

まずは最もオトクというか、圧倒的な枚数をほこる商品から。46枚も入っているのに、表面はデコボコとしたエンボス加工もしてあるし、なんとまさかの日本製。もちろん価格は100円なのだが、1枚取り出そうとしたら……

耐えた!


が!


2枚目でやぶけた〜〜〜〜っ!


実際にトイレを掃除したところ、まあまあな使い心地だったが、やはり「やぶける」のは減点対象。たとえ46枚入っていたとしても、私の中では “ナシ” である。


・TOILET 流せるトイレクリーナー(35枚)

香りが2種類ある商品。こちらもエンボス加工が施されているし、香りがかなり強烈(いい匂い)なのに、35枚も入って価格は100円。ちなみに生産国は中国だった。んで、1枚取り出してみると……

無傷! バッチリ!! しかも……


さっきも書いたが、すっごいすっごいイイ匂い! プルメリアとか最強にイイ匂い。なんというか、これだけ “海外感” がすごい。これで掃除したら、トイレが一気に “海外のホテルのトイレ” になるというか。2つ目にして、すっごい気に入ってしまった。


・流せるトイレクリーナー厚手タイプ(30枚)

大本命! 除菌99%のエンボス加工で、匂いは「石けんの香り」な日本製。実際に嗅いでみると、「エタノール+石けん」てな感じで、いわゆるスーパー等で売られている「流せるトイレクリーナー」に一番近いタイプと思われる。もちろん、1枚取り出しても……

やぶけるわけがない。


さすがは厚手、1枚でもしっかり拭ける。もっとも無難なのがコレかな〜。


・まとめ

今回、ダイソーの3種類を使って思ったのは、どれもこれも合格点であるということ。30枚の厚手なんて、スーパーで売られているやつとほぼ変わらないし、46枚のクリーナーも、他社で売られていた30枚と “どっこい” な強度かと思うし、35枚の「ニオイがスゴイやつ」なんて最高だ。

というか、今まで体験してきた「1枚つまんで取り出そうとしたら、そのままやぶける」とは何だったのだろうか……。今後、私が流せるトイレクリーナーを買うのはスーパーではなく、ダイソーになるだろう。それも「35枚」のになりそうだ。あの香り、ぜひとも体験していただきたい。すごいぞ!

Report:100均評論家・GO羽鳥
Photo:RocketNews24