こんなご時世だからか、コストコに出かけると「掃除グッズ」を手に取る人が増えた気がする。かねてから我が家では「トイレクイックル」などを始めとする一部の掃除グッズをコストコで購入しているが、今回初めて挑戦してみたのが『住居用ウェットクリーナー』である。

その名の通り、住宅全般に使用できるウェットタイプのペーパータオルで、サッとどこかを掃除したいときにピッタリ! ……と言いたいところだが、同商品を購入する際は、ぜひ “アレ” のことだけは知っておいた方がイイ。

・コスパは最高

コロナのことは抜きにしても、4歳の娘がいる我が家はとにかく掃除をする機会が多い。ジュースをこぼして掃除、食べ散らかしたおやつを掃除、そしてテーブルについた絵の具を掃除……などなど、休日ともなれば1日に数回は雑巾を絞っている。

市販のウェットクリーナーを使用することもあるが、安いものだと性能がぜい弱で、高いものだと経済的に長続きしない。その点、コストコの『住居用ウェットクリーナー』は、性能とコスパの良さを兼ね備えた有能なウェットクリーナーである。

・安定のカークランドシグネチャー

1箱に「フレッシュエアの香り(80枚入り)」と「レモンの香り(72枚入り)」がそれぞれ2パック、合計4パック入りで価格は税込1448円。1枚当たりの価格はおよそ4.8円だから、この手の商品としては格安の部類に入る。

名前は伏せるが国産メーカーの類似商品は1枚あたり20円以上するから、コスパについては文句なし。さすがコストコのプライベートブランド「カークランドシグネチャー」の商品といえるだろう。なお、原産国はアメリカだ。

・使い勝手もイイ

で、実際に使ってみたところ、シートには適度な厚みがあり、しかもなかなかの大きめサイズ。1枚でかなり広範囲まで使用できたから、価格以上にコスパの良さを感じた次第だ。「アメリカの家を想定しているだけのことはある」といった感じだろうか。

テーブルの上を拭いても良し、またクイックルワイパーに装着して床を掃除しても良し。シートには界面活性剤が含まれているため、高い洗浄力が期待できるハズだ。一部、ガラスや大理石には使用できないが、テーブルやフローリングを拭く分には全く問題はない。


……のだが。


やはり「香りが結構強い問題」については触れておかねばなるまい。先述の通りコストコの『住居用ウェットクリーナー』は「フレッシュエアの香り」と「レモンの香り」で構成されているが、両方ともそれなりに香りの主張はある……いや、かなり強めと言っていいだだろう。

・香りの主張が強い

国産のペーパータオルがせいぜいフワッと香る程度とするならば、コストコの『住居用ウェットクリーナー』は「俺のニオイでっせ! 覚えておいてな!!」くらいの力強さ。こちらもやはり「アメリカっぽいな~」と感じずにはいられなかった。

ちなみに、「レモンの香り」はレモンとしか言いようがないが「フレッシュエアー」は柔軟剤のダウニーを弱めにした感じと言ったら伝わるだろうか? 少なくとも個人的に想定していた香りとは大きく違ったと言わざるを得ない。イヤな香りではないが、主張はかなり強い。

逆に言うと、この香りを気に入る人にはコストコの『住居用ウェットクリーナー』は全力でオススメできる。本当に安いし、使い勝手は素晴らしい。ただ「フレッシュエアーの香り」を「無臭に近い香り」だと想定するのは間違いだ。購入する前に、香りが結構強いことだけは覚えておくといいだろう。


オススメ度(☆5中): ☆☆☆(香りさえ気にならなければ超有能)
また買う度(☆5中): ☆☆(個人的には無臭だといいかな……)
オススメシチュエーション: 大きめサイズで適度な厚み。ウェットクリーナーとしては広く活躍できる。


参考リンク:コストコ公式サイト
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.