男が背負う悲しき宿命・ハゲ。多くの男性は加齢と共にハゲていく。たまにフサフサの人もいたりするが、そんなのは例外中の例外だと私(中澤)は思う。なぜなら、私もハゲているから。これは神が与えたもうた試練である。髪だけに。

そんな私が、自身のMハゲ部に植毛手術を施したのは以前の記事でお伝えした通りだ。あれからほぼ2年。実は私はこの約2年の間髪を切っていない。そこで、植毛手術から2年髪を伸ばし続けた結果をここに包み隠さず報告したい

・google1位のハゲ

googleで『ハゲ』と検索するハゲクルージングをすると、私の画像が1番最初に表示される時代もあった。当時の2位は小峠さん。さらには、草彅剛さん、庄司智春さん、ISSAさん、レジェンド温水洋一さんなど名だたる強敵を差し置いての1位である。つまりは、存分にハゲていた

・悪魔のサイドバック

頭頂部に向かってハゲしく攻めるサイドライン。サッカーで言うなら両サイドバックにロべルト・カルロスがいるようなものである。ウイイレでもありえない悪魔の両サイドが私の頭上のフィールドを所せましとオーバーラップしていた。そう、Mハゲである。

風吹けば透ける前髪、汗かけばぺたんこになる頭頂部。これが神が定めた運命だと言うのならばあまりにもむごい。だが、神の掟が絶対ならば勇気と科学で立ち向かおう。Mハゲ部手術へと踏み切ったのは2018年8月のことだ。

・植毛から2年切らなかったらこうなる

まさに神への挑戦、言わば髪のバベルの塔。ハゲしかったあの戦いから髪を切らずにほぼ2年。普段は髪をゴムなどでまとめているが、この機会に髪を降ろした写真を撮ってみたところ……

顔見えねェェェエエエ


視界も前髪で削り取られて極めて見えにくい。ただ、顔の周り中からシャンプーと髪の毛の匂いが漂ってくるのは好きだ。ロングの人ってこんな良い匂いいつも嗅いでるんだな。正直、髪切るのを躊躇するくらい心地いい。そんな2年後のフィールドを見て一句。


夏草や、兵どもが夢の跡──。

夏草のように茂り、ハゲしかった戦いの歴史も忘れられつつある今日この頃。どういう髪型にしようか迷うところだが、それもまた嬉し。パーマ当てちゃおっかなあ。

執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.