少し前、当連載『100均検証』における「ダイソーの500円ハンモック」記事のシメ文句として、以下のような文章を書き綴った。


「このところ、やけにアウトドア系のグッズが充実しまくっている100均業界。そのうちダイソーでテントも売られるようになるのでは? そんな予感がした今日このごろ。いいや、その日は、きっと来る。おそらく価格は1000円だ。


記事公開後、この文章に対し、100均検証愛読者の皆様から何十通ものメッセージを頂戴した。何が書いてあったのかを要約すると、「1000円のテント、売ってます」てな感じ。ななな、なんだとおおおおおぉぉぉ〜っ!?

私は「マジかよ……」と狼狽(ろうばい)した。先の文章は、「そんなこといいな、できたらいいな♪」的な気軽な気持ちで書いただけで、さらに言うなら「おそらく価格は1000円だ」のところは文章の “リズム付け” として加えただけなのだが、まさか実際に売っていたとは……!!

しかし自宅から徒歩圏内のダイソーには売っていなかった。小型店だからかなぁ……。ということで、徒歩では行けるが少し遠い「標準店」に分類される少し大きなダイソーに散歩ついでに向かったところ……

あった〜っ\(^O^)/

ある。マジで売ってる。正式名称『クイックエクスパンドサンシェード』ということは、テントというよりサンシェード。しかしながら、テントといえばテントである。さらに価格は1000円ときた! ノストラ羽鳥の大予言、驚くほどの精度で大的中〜!!


それではさっそく使ってみよう。まず、折りたたんだ状態の大きさは直径45センチといった感じで、重さを計ってみたところ約550グラムだった。んで、開封すると……


カバーと本体になりまして……


本体をガバッと広げてみると……


瞬時にテントになっちゃった!


サンシェードなので、密閉感は皆無。入り口は開きっぱなしだし、奥側はメッシュでシースルー。しかし、上部や横は閉じられているので、いちおう太陽光やプライバシーは防げるような構造だ。


なお、私は今回、床が木の板のベランダに設置した(置いた)が、本来であれば付属の「ペグ」を使って土などの地面に固定できるようになっている。


んで、寝転んでみたところ……


身長172cmの私だと、足を曲げないと入らない感じだったが、「屋根がついている」のが非常に落ち着く。これで本格的なキャンプをするのは無理がありそうだけども、ピクニック時の日除け&基地づくりには良さそうだ。


ちなみに、展開するのも一瞬なら、折りたたむのも一瞬なのであるが……

この「折りたたみ」の方法だけは、事前に何度も練習しておいたほうが良いかと思う。アホな私は、説明書を何度読んでも理解できず、まるで「知恵の輪」が解けない人のような感じで、何度も何度も折りたたみ直した。本番時に情けない姿を露呈しないためにも、「折りたたみ」の練習をしておくことをオススメしたい。

んで、無事に折りたためたら専用バッグに収納して……


スタイリッシュに撤収〜というわけだ。価格は1000円と高価ながら、一家に1個あると大活躍しそうな予感がする。お子さんのいる家庭なら、家の中で展開させて「テントごっこ」なんてやるのも良いだろう。


このところ、やけにアウトドア系のグッズが充実しまくっている100均業界。そのうちダイソーで「寝袋」が売られるようになるのでは? そんな予感がした今日このごろ。いいや、その日は、きっと来る。おそらく価格は1000円だ!

Report:100均評論家・GO羽鳥
Photo:RocketNews24

▼初めて組み立てた時のようす