駅弁がね、好きなのよ。知らない土地で、その地ならではのモノが詰まった駅弁を買う。そして電車に乗って、ビール片手に食べる。コレって最高じゃない? しかしこのようなご時世だ。なかなか駅弁を買うのも、食べるのも難しいというもの。

仕方がない、しばらくの辛抱だ。そう思っていたのだが、どうやら取り寄せることができる駅弁が存在するらしい。これは家に居ながらにして、旅気分を味わえるチャンス。エア旅だな。まずは個人的に推している “お弁当の淡路屋” の「豚々拍子」を注文してみたぞ! 

・まずは空間の演出から

せっかくの駅弁を、ただの弁当にしないためには努力と想像力が必要だ。そう考えた記者がまずとりくんだのはペーパークラフト! JR西日本がウェブサイト上で無料配布しているやつがあるのだ。なかなかどうして、このペーパークラフトがスゴい。

車両だけでなく、レールや踏み切り、駅まで作れちゃうのである。コレで駅にいるような空間を演出できる……ハズ!! お昼ご飯の時間に間に合うように、朝からせっせと作り始めた記者。気が付けば、晩ご飯の時間になっていたことはここだけの秘密だ。結構、鬼畜仕様のペーパークラフトだったことだけ伝えておく。

・想像力が大事

話を本題へと戻そう。今回記者が注文した駅弁は、上記したとおり淡路屋のものだ。以前にも紹介したことがあるが、たこ飯が激ウマである。久しぶりに食べたくて仕方がなくなったので、注文することに。

この度、過去に販売していた「豚々拍子(税込1100円)」が再販しているとのことで、そちらと併せてポチっとした次第だ。注文して数日と経たず、そして狙いすましたように昼ごはん時に届いたぞ。ありがてぇ! まあ、ペーパークラフトに手こずっていたため昼時に食べられなかったのだが。

それはさて置き、気を取り直して旅気分を味わいながら食べようじゃないか。まずはPC画面を、線路が走っていそうな画面に設定。その前にペーパークラフト電車を置く。これで完璧に旅をしている気分にな……った……??? いや、正直ちょっと無理があることは認識しているが、そこは想像力でカバーだ。

なんてったって、手元には駅弁があるのだから。実質、旅をしている旅をしていると言っても過言ではないだろう。ちょっと何を言っているのか自分でもわからなくなってきたが、とにもかくにも「豚々拍子」は美味しかった。

・容器に思わずニヤリ

中身は台湾風のルーローハンだ。八角が効いていて、豚肉もたっぷり。少々クセはあるが、そこが良い。そしてなにより、入れ物がとっても愛らしいビジュアルをして、思わずニヤけてしまう。笑顔満点の豚が、帽子をかぶった陶器の容器なのだ。食べ終わったあとは、貯金箱として使うことができる。

ぶっちゃけ、この容器だけでも値段分の価値はあると思う。それなのに中に美味しいご飯を詰めてくれているなんて、ありがたいが過ぎるぞ。2020年5月現在、淡路屋では5000円以上の注文などを条件に、ネット通販の送料を無料にする “自宅で駅弁!旅気分!” キャンペーンを実施している。

旅に出かけられなくて、ウズウズしている人も多いだろう。淡路屋をはじめ家に駅弁を取り寄せることで、少しでもそのウズウズが落ち着くことを願っている。その際には、併せてペーパークラフトなどで空間演出することも忘れずにな! アレ、結構難しいけどな!! 

参考リンク:淡路屋JR西日本
Report:K.Masami
Photo:Rocketnews24.

▼淡路屋の豚々拍子

▼香辛料が効いていて美味しかった! 

▼食べ終えると貯金箱としても使えます

▼せっかくなので「ひっぱりだこ飯」も一緒に注文

▼電車のペーパークラフトと併せれば旅気分を味わえるかも……? 

▼JR西日本のペーパークラフト、激ムズではありますが楽しかったです