世界に星の数ほど存在するパン。その中で身近かつ手に入りやすい、そして本当にウマい猛者はどいつなのか? パンの中のパン……出てこいやッ! というわけで今回は、『超熟』と『超熟イングリッシュマフィン』をガチンコ対決させてみようと思う。

と言っても別に味で勝負させようってんじゃない。勝敗のカギを握るのは “音” だ。そう、つまり「パンを食べる音」でどちらがウマそうかを競うのである! これぞ新世代のグルメバトル。もはや舌だけで味わう時代は終わった。さあ、しっかり耳も楽しませんかい!!

・「食べる音」で対決

それでは選手入場である。まずは日本で一番売れている(※)食パン『超熟』!


続いてイギリスからの刺客『超熟イングリッシュマフィン』!!

・食パンのターン

さあ運命のゴングであります。先攻は食パン……おーっと、いきなりトースト! キツネ色のこんがりとした焼き目が刻まれております。もはやアートの領域! ジャムもバターもいらない、このままかじりつかせてくれ!!

パンを食べる大役は不肖私、あひるねこが務めさせていただきます。少しの間、お静かに……。


\ サクッ! /

なんという音! なんという食感!! こんなキレイな「サクッ!」が食パンから出てしまっていいのでしょうか!? いやよくないッ! サクサク感を売りにしている すべての食品からクレーム必至であります。ちなみに今の音は録音してありますので、後で編集部メンバーたちにも聞いてもらいましょう。

・イングリッシュマフィンのターン

さあ、お次は後攻イングリッシュマフィンの登場でありますが……いきなりとんでもないことになっております。焼き上げられ、トースト化したルックスからはすでにサクサク音がダダ洩れになっている! もはや歩くサクサク食感と言っても過言ではないでしょう!!

それでは食べてみます。シッ! お静かに……。


\ ザクッ! /

な、何ィィィィィィイイイ!? 「サクッ」すら超えて「ザクッ」になってるゥゥゥゥゥウウウウ!! ザクザクザクザク……! まるで香ばしさまで一緒に伝わってくるかのような音だ。これぞイングリッシュマフィンが奏でる美食のハーモニー!

・ASMR検証(聞き比べ)

ここで、録音した音をヘッドホンで聞いてみることに。すると……


「サクッ……! サクッサクッ……!! ザクッ! ザクッ……!! ザクッ……!!!」


なんということだ、音までウマい。どちらの音も甲乙つけがたいほどに美味である。それでは、パンを食べるこの音を編集部メンバーに聞き比べてもらおう。


果たしてどちらの音がよりウマそうに聞こえたのか?


結果は……!


なんと……!!


4対0でイングリッシュマフィンの勝利!

・絶賛

すごい! イングリッシュマフィン圧勝である!! いや、たしかにあの「ザクッ!」はハンパなかった。もちろん食パンの「サクッ!」もウマそうだったんだけど……ザクには勝てんかぁ。

メンバーからは「いい音だった」「一刻も早く食べたい」「すでにイングリッシュマフィンの口になっている」といった絶賛のコメントが相次ぎ、中には「ザクが強い」「ザクがスゴイ」などとジオン軍みたいなことを言う者もいた。いいよな、ザクは……。

・“音” について

え? 肝心の食べる音はどうしたんだって? そんなん載せるわけないでしょう。誰がおっさんの咀嚼音聞きたいねん。とは言え、さすがにそれではご納得いただけないと思うので、こちらの動画をご覧あれ!

いかがだろうか? 私が先ほど「音までウマい」と書いたワケがお分かりいただけたはずだ。舌だけでなく耳でも楽しめる『超熟』、そして『超熟イングリッシュマフィン』。ぜひトーストして、バターをたっぷり塗って食べてくれよな! ザクッ!!

参考リンク:超熟イングリッシュマフィン
Report:あひるねこ
Photo:RocketNews24.

※インテージ・SCIデータ「食パン」全国市場における2010年4月~2019年4月のブランドシェア(金額ベース)