冷食スイーツがこんなに美味だなんて……! これまで冷凍食品といえば、ご飯や麺類、お弁当のおかずばかりだと思っていた。しかし、どうやら開拓されてスイーツさえも売られる時代が到来していたらしい。

固定概念が覆されたのは他でもない。冷凍食品コーナーで買った「今川焼」が美味しすぎたからである。地域によって「回転焼」や「大判焼」ともいうが、これがお店で食べるのと同じくらい美味で衝撃を受けてしまった。

・財布に優しい値段設定

この度、購入した今川焼はニチレイのものでカスタードクリームとあずきあんの2種類だ。値段はともに259円、5個入りなので1つあたり50円ちょい。お店で買うとなると100円くらいなので安さが爆発……とまではいかないが、まぁ安くて財布に優しい。

ただ、お店で食べるものに比べたらどうしても味落ちは否めないだろう。何しろ、目の前で焼いてくれるのとレンチンである。これで大差ないなんてあってはならないし、ある訳がない。……ところがどっこい!

・食べてみた感想

これがなかなかどうして美味しいのだ。まずカスタードクリームからレンチンして食べてみたのだが、中からブニュッと出てくるクリームの食感がたまらず甘さ加減もちょうどいい。それに加えてフワッとした口当たり……これが50円ちょいで食べられるなんて、いい時代になったものだ。

また、あずきあんも同様によろし。フワッとした食感からあずきが口の中を攻めてくると、簡単に脳への侵攻を許してしまう。牛乳やコーヒーと一緒にするとギルティな味なだけでなく、中身もギッシリでサイズも一口サイズより大きいから週3で食べたくなる。

しかも、レンチンだけでOKなので調理が簡単。個数によるがレンジなら1分もかからず、何なら室温が20度くらいあれば自然解凍もできてしまう。1個ずつ食べられるのもいいし、ちょっと甘いものを求めるときなんか最適だろう。

・目から鱗の発見もあり

あとニチレイのHPに書いてあったのだが、夏はひんやりアイス感覚で食べ方をアレンジできるとのことだからスゴい。今川焼は温かい食べ物というイメージがどうしても強いだけに、これは盲点……冷凍食品であることに強みが出てしまうのだから感服した。

そしてこれまた同HPにあった情報で、今川焼の呼び方は軽く30個はあるそうな。なんと海外にも存在し、台湾では「車輪餅」、韓国では「オバントク」と呼ばれているらしい。まさか冷食スイーツ1つでここまで目からウロコの発見があるなんて、ニチレイの今川焼おそるべし……!!

参考リンク:ニチレイ・今川焼「あずきあん」「カスタードクリーム」
Report:冷凍食品研究家・レンチン原田
Photo:RocketNews24.
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▼自然解凍でもOK

▼レンジなら2分もかからない