【奇跡】マキシマム ザ ホルモン「マキシマムザ亮君」がなぜかロケニューに登場! その理由が実にヤバすぎた(最終ページ)

・ロケニューに出てくれたヤバすぎる理由

フランチャイズの概要、そして2号店の難しさを語ってくれたマキシマムザ亮君。このページでは、マキシマム ザ ホルモン、そしてマキシマムザ亮君のポリシー、さらには今回ロケットニュース24に出てくれた理由を尋ねてみたので、どうか最後までご覧いただきたい。


──亮君としては、どういった層までホルモンを認知させたいという思いがありますか? 僕はSMAPくらいみんながホルモンを知ってくれたら最高だと思ってるんですが。

「うーん、なんだろうな。そういう妄想自体はないわけじゃないですけど、昔からそこまでは考えてないですね。僕らは脂身の捨てられちゃう部分だと思ってて、だけど “そっちの方がうめーだろ!” みたいな。で、そういうヤツが世の中にはたくさんいると思うんですよ」

──なるほど。

「どんなジャンルの人でも、やっぱり持って生まれた何かがあるというか。ホストだろうがアニヲタだろうが田舎のヤンキーだろうが、何%かはホルモンがドンピシャな人が絶対にいると思うんですよね。ただそういうヤツらに出会いたいってだけです」

──おお、超カッコいい。そうなんですね。

「それは僕らにも言えることで、例えば普段あんまり見ない宝塚を見たらハマるかもしれないじゃないですか。そういう可能性を探らないのは勿体ないというか。絶対に僕らにハマる人がいると思うんですよね」

──いや、絶対にいると思います。僕からするとホルモンはもっともっと知られるべきバンドだし、逆にホルモンのことを知らない人がいる現状が、ホルモン自体はもどかしくないのかな? とも思ってしまいます。やっぱりテレビに出ないからなのかな?

「うーん、それは現場主義というか……。逆に僕らより知名度無くてもヤバいヤツらはいっぱいいますよ。芸人さんも同じですよね。ライブにしか出ない芸人さんより、テレビに出てる人の方が面白いってなるじゃないですか。ただ、そこまで一般のところまで僕らが行く必要あるのかっていうと、それは違うと思うし」



──確かに。僕もライターとしてホルモンの魅力を精一杯伝えたいとは思っているんですが、ホルモンってCD聞けばOKじゃなくて、ライブに行かなきゃわからない魅力がめちゃめちゃあるじゃないですか。そこを伝えきれないもどかしさがあるんですよね。

「まあ、そこは本当に現場主義なんで。僕らはいつも小さい箱で対バン、ワンマンすらやったことないですし。それは戦いたいってのが理由なんですけど」

──初めてホルモンをフェスで観たのが2012年のROCK IN JAPAN FESだったんですが、4人が出てきた瞬間「こりゃ、とんでもないことが始まったな」と感じました。それはそこにいる腹ペコたちも含めてです。

「やっぱりオーディエンスのパワーってすごいですよね。ほら、ドリフの “志村後ろ!”ってあるじゃないですか。台本じゃないけど、あれももう名物ですもんね。そういうことが起きるのがライブの良さだと思います」

──先ほども仰ってましたけど、箱が小さいのでチケットが取れなくて大変です。あえて箱を大きくしない理由はあるんですか?

「手の届く範囲というか……コンサートになっちゃうのがイヤなんですよね。楽しませよう、みたいな。何が勝ち負けとかはないんですけど、やっぱりいつもカマしたいな、ってのはあります」

──本当、ホルモンのライブが観られるのはフェスくらいですもんね。そういえば、ホルモンはいつも出演する側で、フェスを開催したことはないですよね?

「フェスに出るのは大好きで呼んでもらえると嬉しいんですけど、自分たちでやるつもりはないですね。フェスって特に “デカいことしようぜ!” ってイベントだと思うんですけど、そのデカさが人数だったり規模だったりするじゃないですか」

──まあ、そうですね。

「ライブも小さな箱から武道館、ドーム、世界って感じで人数が大きくなっていくのが一般的ですけど、僕はどれだけ濃厚かが大事だと思うんですよ。人数的に大きなことをするよりも、濃縮されたコッテリを求めたいってのがあって……だからライブハウスなんですね」

──なるほど。

「だから、もしフェスやるなら風雲たけし城みたいにしたいですね。ステージをクリアしてきたヤツらだけがライブを観れる、みたいな。それやったら会社潰れちゃいますけどね(笑)」

──さあ、そろそろ時間もなくなりそうなので、念のため一応聞いておきたいんですが、なぜ今回ロケットニュース24に出てくれたのでしょうか?


「いや、単純にロケットニュース大好きなんで」


──えええッッ! 本当ですか!?

「僕、サンジュンさんが子連れ出社してた記事も読んでましたし、ポールダンサーになった方(佐藤のこと)にも会いたいです」



──え、本当ですか! 実際はツマらない人ですけど伝えておきます。とても喜ぶと思います。

「あと植毛もやってましたよね。バンドマンか何かで……」

──中澤です。今日、亮君にインタビューするって言ったら「え! 何でですか? 何でですか?」って散々言われました。

「いや、本当にロケットニュース好きです。ほら、前に新宿でゲリラライブやったとき、サンジュンさん来てくれましたよね。“あ、ロケットニュースの人だ” って思いましたもん」

──えええ……もう、震えるほど光栄です。死ぬほど頑張ろうと思いました。


というわけで、なんとマキシマムザ亮君はロケットニュース24を知っていた。そして「大好き」と言ってくれた。ウソ八百でもウソ八億でもイイ。ウソだとしても、なんと甘美なウソ。帰社後、佐藤と中澤が狂喜乱舞していたことは言うまでもない。早くも2019年1番嬉しかったこと、ヤバかったことが決まりました。


最後は少々本題からズレてしまったが、マキシマム ザ ホルモンの2号店は佳境を迎えている。伝説のバラエティ番組「ガチンコ!」を彷彿させる演出と、本気で2号店メンバー入りを目指す参加者たちの熱き魂を収めた動画「ガチンコ ザ ホルモン~コッテリの継承者たち~」は、ぜひホルモン公式YouTubeでチェックして欲しい。

また、先述のように2号店は5月5日にさいたまスーパーアリーナで開催される「VIVA LA ROCK 2019」に出演する。現段階でメンバーは明らかになっていないが、それでも頑張れ2号店! 史上初となるロックバンドのフランチャイズ化が、もう間もなくお披露目される。

参考リンク:YouTube「ガチンコ ザ ホルモン~コッテリの継承者たち~」マキシマム ザ ホルモン公式サイト
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

▼「ガチンコ ザ ホルモン~コッテリの継承者たち~」00回。ここから見ることをオススメする。

▼かつての「ガチンコ!」を彷彿とさせる、ピリピリ感満載の第2話。

▼個人的にもっとも好きな第7話。応募者たちの超絶プレイが最高ォォォオオオオ!

▼3次選考は合宿編へ突入! もう間もなく2号店メンバーも発表される。