競馬はロマンであり、ドラマも起きる。先週なんかまさにそう。キングヘイローが亡くなった週に主戦だった福永祐一騎手が、ミスターメロディで高松宮記念を勝利。キングヘイローが2000年の同レースでG1初勝利を飾ったことを思えば、サインが出ていたとも言える内容だった。

……とまぁ400万馬券がとれなかった “たられば” は置いといて、すでに次の戦いは始まっているから大阪杯の話をしていこう。2年前にG1昇格した大阪杯はG1馬8頭と好メンバーがズラリ。もはやどの馬が勝ってもおかしくない混戦ムードに包まれている。難しいレースをどう買うか、注目したいのは「レース間隔」だ。

・休み明けの馬

ダービー馬のワグネリアンは昨秋の神戸新聞杯以来でぶっつけ本番、暮れの有馬記念を制したブラストワンピースも同じく休み明け、他の有力馬だとキセキも有馬、そしてサングレーザーも香港カップから約3カ月もの期間が空いた。

金鯱賞でダノンプレミアムが休み明けで勝ったことを考えたら今年の4歳馬は相当強いとも言えるが、レース間隔が空いてしまうと買いにくいのは事実。で、記者は大阪杯を前にきっちりステップレースを使ってきた馬を推したい。

・狙いどころ

中でもエポカドーロは今回が買い時だと見る。同馬はダービー前に距離が不安視されていたように中距離馬。大阪杯はおよそ1年前に勝った皐月賞と同じ2000メートルの舞台だけに、評価を落としているなら旨味がある。あと人気どころを買っても配当に期待できないだろうし。

そしてペルシアンナイトも気になる存在だ。休み明けは走らず、2戦目で上位に食い込んでくるパターンが発動するなら、今回が当たりのレースとなる。あとは前走の中山記念でしっかり伸びて3着のステルヴィオ。鞍上の丸山元気騎手も2度目の騎乗なので、上手くエスコートするに違いない。

・迷ったら4歳

とはいえ、出走馬の能力が高いのでどうなるかはレースが始まらないと分からない。おそらく、人気どころはブラストワンピースやワグネリアンあたり。高松宮記念を制したのも4歳のミスターメロディだし、「迷ったら4歳」という勝負もありだろう。それでは、よい週末を!

・【追記(結果)2019年4月1日13:05更新】

まさかアルアインとは……。大阪杯の結果はアルアイン → キセキ → ワグネリアン。堅いとの予想が多数だったが、フタを開けてみたら3連単およそ9万円となかなかの配当になりました。次こそ……次こそは!

参照元:JRA公式サイト
予想:マンバくん万馬券原田
執筆:万馬券原田
Photo:RocketNews24.

理論無視のマシン・マンバくんの予想は「3−12−13」