とても失礼な言い方かもしれないが、あえてこう言わせてもらおう……「ローソンがまたやりやがった」と──。記憶に新しいところだと「ロールケーキのクリームだけ」を発売し話題となったローソンが、今度は『1杯500円の超高級コーヒー』を販売するという。

1杯……500円だと? このニュースを聞いたネット民からは「それならスタバ行くわ」などとツッコミの声が相次いでいるが、果たして500円の価値はあるのだろうか? さっそくスタバのコーヒーと飲み比べてみたのでご報告したい。

・超高級コーヒー豆を使用

本日2018年12月11日から発売となったローソンの期間限定コーヒー。パナマの名門「ベルリナ農園」で栽培された、樹齢100年以上のティピカ種の木から収穫したコーヒー豆を使用しているという。

調べてみると確かに「ティピカ」は高級な品種で、しっとりとした舌触りと柔らかくフローラルを思わせる香りが最大の特徴だという。なぜかローソンは年間生産量2.7tうち約1tを確保したというから、本気……のようだ。

世の中に1杯500円のコーヒーがあること自体はイイ……イイのだが、問題は「ローソンがやる必要ある?」ということだろう。ぶっちゃけ、個人的にも同じくらいの金額を払うなら、スタバに行ってしまう気がする。むしろローソンで働いている人でさえ、そう思うのではなかろうか?

だがしかし、そこは天下の大企業ローソン様。きっと500円の、いや500円以上の価値があってもおかしくはない。というわけで、ローソンのティピカ(500円)と、スタバのドリップコーヒー(360円)を飲み比べてみることにした。ちなみに量はスタバの方が倍以上ある。

・飲み比べてみた

まずティピカの香りだが、確かに高いコーヒー特有の野性的な香りがする。ただ、これは鼻に神経を集中しての話なので、何気なく香ったら普通のコーヒーとあまり違いは感じられないかもしれない。

そして肝心のお味はというと、舌に絡みつくトロミが確かにいつものコーヒーとは違う。スタバのコーヒーと飲み比べても、フルーティーな酸味は際立っていた。ではスタバとどちらを選ぶのかというと……。


余裕でスタバを選ぶ。


確かに「いつもとは違う」のだが、小市民の記者からすると360円のスタバの方が量も倍で、圧倒的にお得感があった。同じローソンのコーヒーでも100円のホットコーヒーを5杯頼む方が庶民には合っている。ローソン様……オイラにはわからなかったズラよ。

そういう意味で「ティピカ」は飲む人を選ぶコーヒーなのだろう。本当のコーヒー好き、そして違いがわかる人にはむしろ安い買い物なのかもしれない。全店舗で販売しているわけではないが、コーヒーが大好きな人は1度チャレンジしてみてはいかがだろうか?

参考リンク:ローソン
Report:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.

▼ごめんなさい、ローソン様。庶民のオイラは普通のコーヒー買っちゃいます……。

▼以前ローソンが発売した「クリームだけ」の記事はこちら。