どうもみなさん、こんにちは、こんばんは。ロケットニュース24のP.K.サンジュンです。「9月に入って涼しくなったなぁ~」なんて思うところですが、昼晩の温度差で体調は崩されていませんか? まだまだ日によって暑いので、マメな水分補給を心がけましょう。

さて、今回はカフェにまつわるお話をさせていただきたいと思います。みなさんは定期的にカフェを利用されていますか? 私自身、コーヒーが欠かせないこともあり結構な頻度で足を運んでいるんですが、なるべくスタバだけは避けています。というのも……。

・偉大なるスタバ

いつからこうなったのかはわかりませんが、日本にカフェ文化が根付いて結構な月日が経ちました。その中心にいるのは間違いなく “スタバ” こと『スターバックス』なのでしょう。スタバが日本に上陸して以降、日本のカフェ文化は明らかに違うフェーズに入ったと言っても過言ではありません。

今から20年以上前、まだ私が10代だった頃のカフェと言えば「ドトール」一択で、個人的には「おっさんが利用するコーヒー屋」くらいに思っていたものです。ルノアールに代表される “喫茶店” は多くありましたが “カフェ” と言われても正直ピンと来ませんでした。

ところがどっこい、スタバの日本上陸以降、タリーズ・エクセルシオール・サンマルク・ヴェローチェ・プロント……などなど、多くのカフェが誕生、もしくは勢力を拡大したことはご存じの通り。年齢を重ねてコーヒーが欠かせなくなった身としては本当にありがたい環境です。サンキュー、スタバ。サンキュー、その他のカフェ。

・スタバは好きだけど

で、本題です。冒頭でもお伝えした通り、週に数回はカフェに足を運ぶ私ではありますが、なるべくスタバは避けています。スタバのコーヒーって美味しいですし、総合的に考えれば決して高いとは思いません。職場の近くには2つのスタバがあり、ロケーション的にも言うことはないにもかかわらず、です。

さらにいえば、私は基本的にホットコーヒーかアイスコーヒーしか飲まないので、当日中なら2杯目以降が安くなるスタバはむしろ安上がりかもしれません。どちらかと言えばスタバのコーヒーは好きなんですが、それでもなるべく足を運ばないように心がけています。

・スタバで起きた事件

なぜなら先日、こんなことがありました。「意識の高いイケメンたちが島村楽器の管楽器用マスクを選んだ理由」という記事を執筆するにあたり、久々にスタバに足を運んだんですね。撮影用に使うフラペチーノを3つ購入するためレジに並んでいたときのことです。

まあまあ無感情かつ機械的にフラペチーノを3つ注文したんですが、女性の店員さんがニコニコしながらこう言うんです。「今日みたいな暑い日はフラペチーノ飲みたくなりますよね。まだまだ暑い日が続きそうですよね」って──。


やだ、好きになっちゃいそう。


あらかじめ断っておきますが、わかってるんです。超わかっちゃってるんです。これが営業トークというか、スタバ流のコミュニケーションというか、他愛もない会話だってことは。おそらく店員さんは1日に何度も同じ会話を繰り返しているのでしょう。それでも、


俺のこと好きなのかな?


……と、心のどこかで1ミリだけ思ってしまうのです。「ワンチャンあるかも?」的な感情が芽生えてきてしまうのです。これだからスタバにはなるべく行きたくないんですよ。恋が勝手に走り始めるカフェ、それが私にとってのスタバなのです。

・恋が勝手に走り始めるカフェ

店員さんは20代前半、せいぜい25~6といったところでしょうか。スタバらしく清潔感のある可愛らしい女性でした。さらに言うと、今はコロナの関係でマスクを着用しているため余計に可愛く見えるんですよね。本当に罪深いカフェですよ、スタバってところは。

それでも何もないことは重々承知しているんです。ただ、同行したYoshioに「そんなこと言われたの? 普通はなかなか言われないよ? もしかしたら本当に好きなんじゃないの?」とか言われると「やっぱりな!」とか思ってしまう自分が超悲しいス。

あの日以来、そのスタバに行っていないことは当然として、目の前を横切るだけでやや胸がドキドキしてしまうのは何なのでしょう? あえて店内を見ないよう、目を伏せてしまうのは何故なのでしょう? 重ね重ね、スタバは本当に罪深いカフェだと思います。

以前にも同じようなことがあって以来、私はなるべくスタバを避けて生きてきました。これ、結婚する前とかだったらマジで通っちゃってると思いますよ。恋、走り始めちゃってますよ? スターバックス……ピュアなおっさんを転がす真に恐ろしいカフェであります。

執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.