消費税ヤバイな! 政府は、来年2019年10月には10%に引き上げることを発表。ついに2桁、5%だったのが遠い昔のようだ……。そんな中、「軽減税率」というものの実施も発表されている。

簡単に言うとこの制度は、食料品や教育費などの「生活に最低限必要なもの」については税を軽減するというもの。対象品目について国税庁が公開しているのだが……ファ!? みりんがハブられてる! みりんは「生活に最低限必要なもの」だろうがァァァアアア!!

・和食に欠かせないみりん

煮物系料理の味に深みを与える上でみりんは必須の調味料と言えるだろう。和食を愛する私(中澤)は、2ヵ月でみりんの1リットルペットボトルが空になる。さらには、カクテキなどにもみりんを単独でかける無類のみりん好きだ

しかし、軽減税率の説明を読むと、対象品目の部分には「酒類・外食を除く飲食料品」と書かれている。そうは言ってもみりんは例外やろ? だって調味料やん。みりんなかったら生活できへんやん。

・Q&Aに記載あり

だがしかし、国税庁が公開している「消費税の軽減税率制度に関するQ&A」の中には無情にもこう書かれていた

「みりんや料理酒が酒税法に規定する酒類に該当するものであれば、その販売は軽減税率の適用対象になりません」


──みりん逝ったァァァアアア! ちなみに、酒税法が規定する酒類とは、アルコール度数1パーセント以上のもので、本みりんは13から14パーセント。混成酒類に分類されている。

なお、アルコール分が一度未満の「みりん風調味料」に関しては、飲食料品に該当するため軽減税率の対象となるようだ。煮物好き、和食好きにとって悲報すぎるこのデッドライン。政府にはぜひ、柔軟な対応を検討してもらいたいところである。

参照元:国税庁「消費税の軽減税率制度に関するQ&A(PDF)」
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.