500円のものが550円になる……そう考えると重い消費税10%。しかし、政府の発表によると、来年2019年10月には消費税が引き上げられるという。そんな中、食料品や教育費などの「生活に最低限必要なもの」については、税を軽減するという『軽減税率』も同時に適用される予定だ。

以前の記事で、この軽減税率からみりんがハブられていることをお伝えしたが、みりんって生活必需品じゃなかったの? みんなの意見が気になったので1582人に聞いてみた

・アルコール度数の問題

酒類に入るものは適用されない軽減税率。本みりんは13から14パーセントのアルコール度数があり、混成酒類に分類されている。したがって、軽減税率も適用外となるわけだが、でもでもよく考えて。みりんだよ

煮物好きな私(中澤)は本みりんを使いまくるし、和食を支える調味料と言っても過言ではない。繰り返すが、アルコール度数の問題なので「みりん風調味料」は軽減税率の対象となるが、みりん風と本みりんでは味の深みが全然違う。みりんって生活に最低限必要なものでは?

・みりんは生活必需品じゃないのか?

しかし、これは私が煮物好きであるためにこう思うだけかもしれない。そこで、ネット民1582人にアンケートを取ってみることに。題して「あなたにとってみりんとは?」。すると、答えは以下の通りだった。


1. 生活必需品 61%
2. 嗜好品 12%
3. 概念 27%


──生活必需品という答えが過半数を超えている。ここが国会なら法律が成立するレベル。なお、ロケットニュース24編集部がスクープした “軽減税率みりんハブ問題” に、ネットでは以下のような声があがっていた。

・ネットの声

「レジ打ちでみりんをスキャンすると確認ボタンみたいなの表示されて毎回焦るのを思い出した(笑)必需品だと思うけどなぁ」
「本みりんは酒税も安いし『調味料』だから8%でも良いと思うけど、法的には『酒』だからね」
「ここの選定は難しい」
「今や世界で愛される和食を長きにわたって支えてきたのに『生活に最低限必要なもの』じゃないって言われたみりんの気持ち、おまえ分かんのかよ!」
「わたしはみりんのことすごく好きだよ…」
「みりんハブったら戦争だろうが」
「そもそも高いから『みりん風調味料』しか買わなかった……」
「これは主婦もおこ」
「みりんはダメで、新聞はOK?」
「機械的に判定するとこうなるのかな?」
「増税をやめろ」


──多くの人の愛が伝わって来るようだ。みりんと共に歩んで来た私たち。もはや友達と言っても過言ではないだろう。国会議員の皆さんも、今一度胸に手を当てて考えてみて欲しい。みりんとの思い出を。それでもあなたはみりんを捨てられますか

執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.

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