突然だけど、今って西暦何年だっけ? あ、2018年だよね、やっぱそうだよね! ゴメン、ちょっとよくわかんなくなっちゃって。私(中澤)は今果てしなく混乱している。なぜなら『スレイヤーズ』の本編続編16巻の発売が発表されたからだ

90年代に一斉を風靡したライトノベル『スレイヤーズ』。ラノベからアニメ化メディアミックスの成功例を作った金字塔的作品である。本編ラストの15巻が発売されて18年。まさか、新刊が出るなんて……!

・リナと仲間たちにまた会える

「黄昏よりも昏きもの、血の流れより紅きもの……」中学生の時、私はこの呪文を何回唱えたか分からない。大仰な『スレイヤーズ』の呪文詠唱は、唱えるだけで、しょうもない現実の自分とは違う何者かになれた気がした

スケールが大きくもコミカルさも忘れない美少女魔術師リナ・インバースと仲間たちの冒険。当時、ずっと「仲間に加わりたい」と思いながら読み進めていた。個人的には『ワンピース』を読んでいる時の気持ちと似ていると思う

そんな『スレイヤーズ』の新刊が発売される……! 富士見ファンタジア文庫HPの「10月新刊」の欄にしっかりと『スレイヤーズ16』という文字が。外伝こそ発売されていたが、本編新刊の発売となると18年ぶりだ。ネットでは以下のような声があがっている。

・ネットの声

「ついにきたああああああああああ!!!」
「読んでくれないと、暴れちゃうぞ!」
「買うしかねぇな!」
「あれから18年だと…」
「短編かと思ったら本編の続きだと…」
「えっ嘘」
「平成最後の秋に奇跡が起きた」
「今平成何年だっけ…」
「一体今は西暦何年なんだ」
「今年西暦何年でしたっけ」
「きれいに終わったやろ」

──「今って何年だっけ?」と混乱する人が多数。その気持ち、よくわかるぞ。ちなみに、『スレイヤーズ』が刊行されたのは平成2年1月から。平成最後の夏に奇跡起きたな。

参照元:富士見ファンタジア文庫
執筆:中澤星児