映画史に残る名作は数あれど、『スター・ウォーズ』ほど映画界に “巨大帝国” を築き上げたシリーズは他に類を見ない。現にシリーズの関連作品は目白押しだ。

では一体いくつプロジェクトが進行中なのか、まとめてみたので紹介したいと思う。かなりの数になるだけに、シリーズの大ファンでも満腹状態になってしまうかもしれないぞ!

1. 実写ドラマシリーズ

まずは、先日お伝えした実写ドラマ版『スター・ウォーズ』である。今までに、アニメシリーズ『スター・ウォーズ/クローン大戦』は製作されているが、実写ドラマ版は初の試み。現在、製作進行中で映画『アイアンマン』のジョン・ファヴロー監督が手掛ける。

ドラマシリーズは2時間ほどで終わってしまう映画と違い、キャラクターの成長や緻密なストーリー展開が可能になる。そのため、かなりの期待作であることは間違いない。


2. ボバ・フェットを主役にした単独スピンオフ映画

お次は、悪名高き賞金稼ぎジャンゴ・フェットのクローン、ボバ・フェットを主役にした単独スピンオフ映画だ。ボバ・フェットは、エピソード5『帝国の逆襲』とエピソード6『ジェダイの帰還』に登場し、主要キャラではないもののファンから絶大な人気を誇っている。そこで単独映画の企画が浮上したもようだ。

初単独スピンオフとなる『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』の興行成績が世界的にイマイチだったことを考えると、「ボバ・フェットが主役で大丈夫なのか……」との心配は拭い切れない。しかし、ディズニー・スタジオはマーベル映画『LOGAN/ローガン』のジェームズ・マンゴールド監督を迎え、プロジェクトを進行させているようだ。


3. オビ=ワン・ケノービを主人公にした前日章映画

そしてオビ=ワン・ケノービを主役にした「エピソード4の前日章」となる作品が製作されるとのニュースもあった。エピソード1~3でオビ=ワンを演じたユアン・マクレガーが、再びジェダイマスター役でカムバックする気満々らしい。

しかしながら、米番組『The View』に登場した彼は、現時点で出演オファーは受けていないと語っている。どうやら前日章となる作品で描かれるオビ=ワンは、現在47歳のユアンよりもかなり年齢設定が上になるようで、他の俳優が演じる可能性もありそうだ。


4.『最後のジェダイ』の監督が手掛ける新トリロジー

次に持ち上がっている企画は、『最後のジェダイ』のライアン・ジョンソン監督が手掛ける新トリロジーだ。こちらは『スター・ウォーズ』の正史に登場したことがない、新キャラクターを主役にしたシリーズになるとのこと。『最後のジェダイ』は賛否両論が激しかったため、ジョンソン監督がどんな作品に仕上げるのか興味津々である。


5.『ゲーム・オブ・スローンズ』のクリエイターによる新シリーズ

5本目のプロジェクトは、大河ファンタジードラマ『ゲーム・オブ・スローンズ(GOT)』でクリエイターを務める、デイヴィッド・ベニオフとD・B・ワイスが指揮を執る新シリーズだ。

前出のプロジェクトとは全く関係ない独立した作品になるようで、その詳細は現時点では不明。だが、『GOT』は海外ドラマ史上に名を刻む一大巨編で、世界中で社会現象を巻き起こした傑作なので今から期待大だ。


6. エピソード9

最後になったが、オリジナルシリーズの続編となるエピソード9も忘れてはならない。こちらは、『フォースの覚醒』でメガホンを取ったJ・J・エイブラムスが再び監督を務めることになっていて、先日撮影が始まったばかり。全米公開は2019年12月20日を予定しており、おそらく日本でも同時公開になるのではないかと思われる。


ファンとしては続々と関連作品やスピンオフが登場して嬉しい限りだが、満腹状態になってしまう人も出てくるのでは……と少し心配である。

参照元:YouTubeIMDb(英語)
執筆:Nekolas
イラスト:稲葉翔子

▼ユアン・マクレガーがオビ=ワン映画について語ったインタビュー動画はこちら